風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

コンプレックスのゆくえ

今さらですが。

 

コンプレックスというのはどこに染みついているのかなあ。

脳なのか、細胞なのか。

 

好きとか嫌いとか思う前に

すべてのことに「不器用」と言われたわたしは

親の言いなりになってできることを必死ですることでしか

生きられないと思っていました。

 

何も創り出せない

身体も強くない

せめて勉強ぐらいできなくちゃねって。

 

習字とピアノもお世辞にもうまいとは言えなかったけれど

続けていれば形にはなったというか。

それぐらい。

 

生き物として私はできそこないだと思っていたわけです。

誰とも勝負できないと。

どんなに頭が良かろうが、家が大きかろうが関係ありません。

とりあえず周囲の大人に従うしかありませんでした。

 

運動したい、鍛えたいと言っても却下。

絵は下手だし、中学校の時は美術と家庭科で先生から叱られるし

体育なんてわけわかんないし(右と左がうまく区別できない)。

 

女性は手に職をつけたほうがいいっていう話は

理解してても、まあ「私には無理」な世界でして、

どうやって大人になれるか、大人になってからどうするんだってことも

描けない子どもだったなと思います。

 

そもそも弱肉強食のこの世界で生きていける気がしなかったので

将来のことはあまり考えないようにして

親が「学校の先生になれ」って言ってたからまあそう言っとくかぐらいの感覚でした。

 

そんなよわっちい私が結婚できるとも思ってなかったし

ましてや子供を3人産み育てて離婚までするなんてね。

でも、でもです。

どこまでいっても、私は根本的な自信が欠けている。

鬱病を越えてようやく「生きる実感」は生まれたものの

気を抜くと昔の「何もできません」に身体ごと引っ張られることがあります。

 

たくましく生きている友人たちを横目で見ながら

「これからどうするかなあ」と心細く思ってることは

きっと誰にも知られていないはず(笑)

そして、誰かに頼ってやろうと虎視眈々と狙っているにも関わらず

今一歩のところで

エネルギーだけが異様に強く、頼らなくても生きていける自分が邪魔をして

結局何とかなってしまっている現実(笑)

 

みなさん、「これしかできなかった」と起業されたり

「頼るしかできなかった」としっかりした夫と生きていらっしゃったり

隣の芝は青く見えると言いますが

まさに、羨ましい限りでございます。

 

しかし、私とて、いい加減流されて生きるわけにはいきませんし

死ぬまでビビり倒して生きるのもしゃくです。

本気で後半の人生をやっていこうという決意ということで

書いてみました。

 

繊細で、ちっちゃなことばかり気にして、一歩も踏み出せず

自律神経やられちゃうような人間でも

やってやりますよ、ということです。

 

ダメ出しばかりされる人の気持ちは誰よりもわかる。

何もできないからダメ→女として気づかいできないからダメ→誰にも頼れないからダメ→勇気がないからダメってね。

だからこそ、自信がなくても人生やっていけるということを

何も才能がなくたって大きな目標を心に抱いて生きていけるということを

存分に描いていきたい。

それが幼い頃の私を助けることだと思うから。

 

どうなるか、な!

 

「何もできない」と縮こまっている人の、答えにはならないかもしれないけれど

誰からも承認されなくたってここまで生きてきた人間がいるんだよということを

伝えたくて書いてみました。

 

「承認されなかったのはお前の責任だ」というのはわかった上で、ですよ(#^^#)

承認されたらされたで、支配されそうになるので、逃げてましたしね。

いいんですよ、わたしはそれで。良かったと思ってます。

自分を救うためだけに生きてきた。

周りなんて見えなかった。

それもありです。

 

人はいつからでもスタートできるんですから。

 

コンプレックス上等。