今日も

いつもの鍼の日。

終了時に寝てしまいそうになるのが気持ちいい。

そして、色んなことを考えるきっかけになる。

「あきらめたこと」についてしみじみと思った。

身体を診ると「断絶やあきらめ」があるという。

なるほど。

わたしには、そもそも「この馴染めない社会に生まれてしまったあきらめ」がある。

両親とも兄弟とも心が通じ合わない中で育った私は

あきらめることで人生を生き抜いてきた。

今、やっと、ゆるやかにつながれる人たちと出会い始めて

生きづらかった昔を思う。

だから、それがどうだっていうのだろう。

諦め癖があるのかもしれないが、少なくとも「生きること」を一度も諦めなかった。

というか、すべてを諦めていたのなら、今の私はない。

我慢して結婚生活を続けていただろうし、我慢して子どもと暮らしながら、魂の寿命を減らしたはずだから。

少なくとも、わたしは、何一つ諦めていないのだ。

なけなしの希望を、かすかな灯りを灯しながら生きてる。

それが理解できる人と話がしたい。

誰かの理想、こうあるべき理想を求めるために生きているのではなくて

自分自身の命を輝かせたくて生きているのだから。

そして、今日もとても不思議で素敵なことが起きた。

どんな経験も決して無駄ではないと知った。

幼少期、誰もが幼くて、人生経験もない頃の残酷さは、人生の後半には通用しない。

コンプレックスを抱えて、それを克服しようとして優しくなった人に出会うと

泣きそうになる。

生きててよかったと思う。

そんな優しさをいっぱい浴びた土曜日だった。

足りないパーツばかり数えちゃいけない。

自分の強さや優しさや素敵な部分を教えてくれる人と出会っていこう。

今日も自分を幸せにできた。

誰かに伝わるといいな。