風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

静かなる奇跡

昨晩はなんともおどろおどろしい雷が鳴った。

 

朝にはすっかり晴れていたけれど

雨の名残を感じながら通勤した。

 

気が重い案件があったが

心は少し軽い。

知り合いからのLINEで起きたからかもしれない。

 

出勤してすぐに解決に向かうと思っていたら

そうもいかなくて

気持ちの出口を見つけようとうろうろしていた。

 

公園で、本部に電話をかけたら留守で

どうも「何もするな」と言われている気がした。

解決したいのに、解決しようとすると

何もかもが塞がれる時。

そんな時は、「待て」の合図だと思ってる。

 

強引にしなくても、後でなんとかなるんだろうと思う。

 

すると、アゲハチョウが飛んできた。

私にとって、蝶は、守り神なのだ。

あ、励ましに来てくれた、と思った。

 

別件の用事を済ませて

次の場所へ向かう。

 

そこでは、久しぶりに会った管理職の男性から

「おや、髪型変えましたか?」と聞かれた。

髪型に気づいてくれる男性は珍しいんじゃないか。

しかも年配の。

 

何も解決しないまま、会議をしたりして

夕方になった。

 

ひとつ、前に進んだ。

それは静かな奇跡だった。

私が心に決めたようになったのだった。

 

無理しない、やりたくないことはしない。

何事にも今は、それを貫いている。

仕事でもなんでも。

 

すると、なんだか気持ちが良くて

ストレスも減って

いい時間が増えてきた気がする。

 

憂鬱な仕事の案件も、自分で何もかも引き受けないと決めて

きちんと自分の気持ちは伝えていく。

それだけでずいぶん違うんだなあと感じている。

 

去年はとても居心地の悪かった職場だが

今は普通に意見が言える。

私がはっきりしたことを落ち着いて発言することで

これまで何も言わなかった人も言うようになってきた。

 

長々と書いたけれど

つまるところ

奇跡って大きなことじゃなくて

じわじわと静かに起きているのだと思うのだ。

 

いくら稼いだとか、いい人に出会ったとか

若い頃はそれを奇跡と思ってしまうけれど

それも楽しいけれど。

 

静かなる自分の意思が通ること。

そして不快にならないこと。

相手の思惑に乗らず、自分を貫いてもこじれないこと。

 

いつも意見の相違で揉めるのが当たり前だった私にとって

今の状態は奇跡としか言えない。

 

我慢もしてないし、相手からも特に不満も出ない。

ただここに、普通に私という存在がいるだけ。

 

起きることが起きて、やることが目の前に現れたらやって

流れるように一日が終わる。

出来事が引っかからないんじゃなくて、私の心が引っかからないんだ。

と思う。

 

図書館で、予約していた本を受け取ったから

ゆっくり読んで休日を迎えようと思う。

 

怖くても、誰の目も気にしないで生きてみると、案外いいよね。

怖いのは最初だけ。

奇跡が起きるよ。

 

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