風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

気にしすぎなのはどっちだ

クリスマスムードが高まってきましたね。

もうくりぼっちでもなんでも来い!(笑)

 

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さて。

 

先日、まじめに職場で語ってしまいました。

男性の上司は黙ってましたけど。そして、女性にも理解していただけなかったですが。

 

学校図書館には、性教育の本もあります。

ところが、何年かに一度、その本で悪ふざけをする児童がいて

「じゃあ、本を引っ込めましょう」と言われるんですよ。

 

おかしくないですか?って言ってきました。

 

悪ふざけをすることではない。たとえ裸の絵があったとしても(性教育の本ですから、エロくはないです)、それを使って女子をからかったり、嫌な気持ちにさせるようなふざけかたをしてはいけない。

本に責任はないのです。

 

ところが、女性の大人は「指導するより本を引っ込めろ」なんですよね。

それは、自分自身が「性的な絵で男子がふざけるのは仕方ない。止められない」と本気で思ってるからです。

 

もし、本を使って暴力沙汰が起きたら、その子をきちんと指導するはずです。

ところが、セクシュアルの悪ふざけはスルーしてもよい、と思っている。

成人男性は、そういう風に育てられていて、もうどうしようもない日本ですが

成人女性までが及び腰になって「本を引っ込めます」になるっての、納得いかない。

 

本来は、成人男性がそこをきちんと指導すべきところなのは当然です。

ところが、わたしがこういう話をしても、男性上司は苦笑いのみ。

女性は「それは正論だけど・・でも・・・」以上。

 

発達障害の親の会に行ってた時もありました。

「性的な興味が出てきてどうしたらいいのか」と。

もうね、女性自身が、自分自身の性について「恥かしい」としか思ってない。

だから、子どもに歪んだ抑え方しかできない。

 

経験が足りないしね。

 

「子どもの目につくところにそんなものを」・・・じゃないんですよね。

その表現がどうなのか、ってことなのに。

 

性教育のまっとうな本すら、「男子を刺激してダメな本」と思ってしまうって

大人のほうが歪んだ視線を持ってるということだと思います。

 

ねえ。

 

自分の性を直視して、欲求を認めて、それを正直にして生きていくと

セクハラが何か、男の何が問題か、ということは明確に見えます。

だけど、自分がそこを直視できない人は、「そういうものはダメなもの」としか言えないし考えられない。考えると顔が真っ赤になったりしてしまう。

子どもか?

 

大人の女性として、本気で性について自分を見つめられないって悲しすぎませんか。

 

性を見せないことが「清いこと」と思ってる人の多いことったら。

「こんな本を置いたら子どもによくないです」と言ってる人が、一番性を意識してる。

大人の女性なら、目くじら立てないですよ。

その内容がセクハラで女性を道具扱いする内容でなければ。

で、そういう内容かどうかを吟味できるもんです、冷静に。

 

そういう発言をする女性を見るほうがずっと恥ずかしいわ。

 

堂々と「この裸は、男子を勘違いさせる意味があるような気がするのでよくないんじゃないですかね」と言ってくれたら話は分かる。

「男子が騒いで困るので」じゃないでしょ。

 

大人の小説には(賞を取ったものも含めて)官能的なシーンがあって当たり前で

それを読むための練習としての児童書であって

決して「純粋無垢で性に関心を持たず、清潔な子どもであってほしい」という意図で児童書があるわけではないでしょう。

ってか、本好きな子どもは、早いうちに官能的な文章に触れるもんです。

 

いったい何を怖がっているんだか。

 

「極端に避けること」というのは、もっとも興味のあることなんです。

だからね、私は「ああ、この人は性に興味があるな」と見ます。

 

それだけです。

 

自分を正そうと息巻いてる人は、自分の中にある間違いが許せないんだし

自分を潔癖に見せたい人は、自分の中の欲望を消したいだけだし。

それほどきつく、強く、間違いや欲望に心を持っていかれてるんでしょう。

 

弱さや間違った部分や欲望を認めて、それと共に生きるようになると

誰かを縛ることも必要ないし、正そうとすることもない。

そして、世の中のフェアでないことに対して、普通に「フェアにしようよ」と言えます。

 

今の日本に足りないのは、男性の自覚。

すぐに誰かのせいにしたがるのは、男が多いですよ。

「男は誰を責めてもいいけど、女性は自分を責めてね」みたいな心理学を名乗ってるおかしな人たち、いっぱいいますよ。

そういう男性の尻馬に乗って「一緒に女性を責めちゃえ」って責めてる女性もいたりしてね。

 

それは余談として。

 

素直に正直に生きることを自分に許してみてください。

少し戸惑ってこんがらがる時期はあるけど、それを過ぎると楽になります。

 

子どもの自分をちゃんと通り抜けないと、大人になれないよ。

 

子どものままで「私を大事にして~~~」ってなっちゃうよ。

 

男もそうだけど・・・。

 

従うだけで生きて、養ってもらえた世代だからこそ

自立はとても難しいと思うけど

人から大切にされることの意味を取り違えたら

お金儲けのカモになっちゃう。

 

それを身に染みて感じてきたのでね。

 

今更、顔を赤らめるような子どもとして

「裸の本は置かないで」とか言わないでほしいと切に願うわけです。

本に罪を擦り付けて、男の子たちの行動を免じてはだめなんですよ。

 

紳士を育てないとまずいと思うんですけど、どうですか?