風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

信頼ということ

エアコンをつけるほどでもないけど

ちょっと肌寒いので電気ストーブを出してきました。

 

「信頼」ということについて、少し思いを巡らせていたところ

意外なことに気が付きました。

長い間「わたしは男性不信である」と思い込んでいたのですが

全くそうではなくて、どちらかというと、女性を信頼していないことに

気付いたのです。

 

人生には、様々な目くらましがあるものですね!

 

そもそも、男性というものは、まったく違う育てられ方をして

日本においてはそれこそ性別による差が激しすぎるのでね。

不思議な生物でしかないわけです(笑)

信頼できるかどうかは、各自を見分けるしかない←経験重要www

 

だけど、同じ女性なのになぜ?というのは

自分の存在そのものを揺るがしかねない疑問でした。

だからそこはスルーしていたのでしょう。

 

過去を見ても仕方がないという理屈は置いといて(#^^#)

要するに、母親との関係です。

母親ほど信頼できない人間はいなかったわけです。

この国の性別による様々な「勝手に生み出される違い」が一因であることはすぐにわかるのですが、それでもなお、そこに安住し、常に側に居る男の機嫌によって考え方や気持ちを変えてしまうことに、どうしても信頼ができなかったということです。

 

父親の機嫌次第で、考え方をすぐに変えてしまう。

さっきわたしに言ったことと、父親の前での発言が全く違う。

それを間近で見ていて、混乱しない子どもがいるのかなと

大人になった今の私は思うわけですが!

 

そのおかげで、わたしは、大人を信頼しませんでしたし

何が本当のことなのかを自分自身で調べ始めました。

 

ほとんどの人間が、立場によって、意見を変えてしまう。

本心がどこにあるのか全くわからない。

都合のいいようにカメレオンのように振る舞っている。

そんな世界にいることの意味が、わたしには理解できませんでした。

 

特に女性はそうですよね。

女性に対する態度と、男性に対する態度が違う。

意見も変えてしまう、信念すら曲げて生きていける。

すごいなあと・・・。

 

わたしには、できないからです。

 

そのために、長い間自分を信じられない、わたしはこの世界に適応できない、どうしたらいいのかと悩んでいたんだなあと。。。

 

それを鬱だ、発達障害だ、なんだ、って名前を探して。

 

けど、一番信頼したいはずの「母親という、私と同じ性別である女性」の言動が信じられなくなった時、どうしたらよかったんでしょうかね。

あちこちにいい顔をするために、子どもにさえも嘘を吐く。

 

けれど、そのおかげで、わたしは、誰の思想に染まることもなく

自分自身を信頼する道を、何度も倒れながら歩いてきた気がします。

 

ただまっすぐに、自分を現すことだけを信じて。

 

人を信頼するのは簡単です。

けど、はっきり言うと、ほとんどの女性が、自分よりも結婚相手や上司である男性を自分より信じているんです。

自分自身を信頼していない人と話すと、私は混乱するんです。

だって、二面性しかないんだもん。

 

そして、なぜか、目の前で話を聞いている私より

そこにいない男性を気にして発言して、私を尊重しない(笑)

ってこと、女性に多くありませんか?

 

たぶん無意識だから気づいてないんだろうな。

 

一対一で話しているはずなのに、どこか遠いところにいる「男の価値観」を私にぶつけられてもなあ、みたいなことってよくあるんです。

 

あなたはどうなの?あなたは何を考えて何して生きてるの?ってことがまるで視えない。

 

それが信頼することを難しくしていたのかなと思います。

 

男性はその点、すっきりと(ある意味幸せに)自分中心で生きていける環境があり、また、努力によって、自分に正直でいる人が多いので

自分と合う人が見つかれば、とても楽でいられます。

 

わたしはそうやって、自分以外の人に「まっすぐさ」「正直さ」を観たいと思うあまり、自分が、いいなと思う男性と同じようにまっすぐに生きてよいという許可を出すのを忘れていました。

女性である限り無理じゃない?とか、女性としての振る舞いをすることとの矛盾に躓いたりもしました。

世間の「女性らしさ」に気を取られてしまい、自分を見失いかけました。

 

自分にとっての心地よさ、自分だけの価値観、それによってもたらされる幸せな現実。

これが目の前に現れた時、わたしはやっと自分への信頼を取り戻しました。

 

私が今まで見てきた世界では

パートナーである男、男性である息子、の言動に一喜一憂する女性たちがいて

その一喜一憂に疲れると、女性に頼り、女性をあてにしつつ、男性へのリスペクトだけは(彼らがどんなにおかしかろうが)捨てない、というものでした。

それを見るたびに、ネガティブな感情が湧いてきて、しんどいなあと思っていたのです。

 

恋愛指南でよく「相手の行動を見ればいい」というのがあって

私もその考え方を採用しようと思った時期もあるのですが

それって、まったく人を信頼してないってことじゃん?って思ったのですよ。

恋はそれでいいけど、愛はその人そのものなのにね。

 

私も、女性たちの右往左往を見ては「愛じゃない」と思ってしまっていたし。

 

信頼も愛も、行動が支配する世界にはないんじゃないかなというのが

今の私の世界の見方です。

 

自分を深く信頼して生きていくことが、自分の世界を生きること。

 

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