強がるのではなく
雨降って寒くなりました。
窓が曇ってきました。
季節の移り変わりを感じます。
先日、美しかった夕焼け。
離婚した直後、「離婚して寂しくないですか、辛くないですか」と聞かれることがありました。それが世間の認識なんだなと私は聞き流しました。
「寂しいでしょ、だから、相談に乗ってあげるよ」というニュアンスがいっぱい含まれていました。
だからこそ、私は「惨めに見えないよう」な生活を心がけてきました。
苦労した人は、わかると思います。
苦労をわざわざアピールしたくないし、する意味がないし、してもしょうがないし。
それよりも、現状を工夫して楽しむことで生き延びたいじゃないですか。
面白かったのは、 今の職場はもう2年になるのですが
月一で会議で会う人が「え~離婚してたんですか?夫婦円満だと思ってた!」って
先日驚いていたんですよね。
やった!成功した!と心の中で万歳しました。
パートナーがいなくたって、寂しくないし、余裕のある人に見える。
「失敗のない人生のように」見せたいわけではないです。
私がこれまでにやってきた失敗談は、いつも笑って誰にでも話せますし。
弱みにつけ込んで上に立とうとする人には言わないだけです。
強がりではなくて、自分自身を保つために、カッコつけるんです。
それが身に着いて、本物になっていく。
「わたしはこういう人間です」と表現しているのです、誰もが。
その時に「わたしってかわいそうなのよ」「大変なのよ」とアピールすることで、うまくいくことなどないと思うのです。
類は友を呼ぶのか、最近では、とても苦労の多い人生だった人が
私にその話をしてくれることが増えました。
過去を微塵も感じさせずに生きている人たちがこんなにいらっしゃるんだなあと思うと、まだまだ私も頑張れるぞ、と思うわけです。
そして、ふと、私に話をすることで、楽になってくださるといいなと。
特にお金はいただいてないですよ(笑)
昔は、居場所をつくりたいと思っていました。
話をしに来てもらえたら、と思ったものです。
けれど、いつの間にか、私自身が「居場所」になっていました。
人生と向き合ってきたご褒美・・・だったらいいな(#^^#)
しゃべってくれる人が、ほっとした顔を向けてくれると
わたしも嬉しいのです。
そして、苦労した人のほとんどは、人の悪口を言いません。
だから気持ちがいいです。
そりゃ、嫌な人物が登場することはあるけれど、それを乗り越えてきたからこそ、今がある、みたいな話になります。
どの人生も美しく、一篇の小説のようです。
だからね。しんどいことは、必ず栄養になって、その人を大きくするのです。
良いも悪いも超えて。
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やばい、佐々木蔵之介さん、久々にテレビで見ました。いい味出てますよ~~~