風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

今日という日

 

24年も経ったなんて信じられない。

やっと言葉にできても、一生忘れないあの日だったと

年月が経てば経つほど思いを強くします。

 

昨日、1年ぶりにイタリアのボイスレッスンの先生に会いました。

FBにあげたものです↓

 

エストロのアップルレクチャーからの帰り、満足感。
垢抜けてきたねと褒めてくれてのは現役のシンガー。
エストロの通訳さんとも年に2回会うかどうかなのに覚えてくれていて嬉しい。
初めてマエストロのレッスンを受けた時の不安な私を思い出す。
今日も、「喜び」という言葉を何度も聞いた。
自分で見つける、自分で歌う喜びを見つけられたら、それはなくならない。
テクニックで声を出すのではない。自分を表現する時に声がついていくのだと。
そのためにマエストロが導いてくれる。
その人が喜びを見つけられるように。
人のレッスンを見るとわかる。たちまち声が変化してのびやかになる。
普通の教師は、マエストロのレッスンを受けると、自分が否定されるような気持ちになるそうで、殺意をもたれるとジョークをおっしゃってた。
エストロのような方でもそうなんだから、私ごときが石を投げられるのは仕方ないと思えて、少し勇気をもらった。
生徒とはとても言えないくらいの私だけど、出会えてよかった。
ハグして別れた。今週末に1時間だけ個人レッスンを受ける。楽しみ😊

 

最近、自分に変化がありました。

今まで求めていた「仲間」というものを、あきらめたのです。

「あきらめた」というと、否定的でマイナスなイメージがあると思うのですが

そうではなくて「無理しなくなった」と言い換えるとわかりやすいかもしれません。

 

昨日も、アップルレクチャーが延びて、懇親会まで居られませんでした。

今までの私なら「どうして残れなかったんだろう、みんなとお話ししたかったのに」という未練でいっぱいになっていたところです。

「仲良くなる」ということが、私の一番の望みだと勘違いしていたからです。

 

けれど、マエストロと会話できたし、いつものメンバーともそれなりにいい感じで話せた。それだけで実は満足していたことがわかったのです。

今まで何を必死になってたんだろうって。

 

わたしは、ひとりひとりと関係を作っていくことが得意で、相手を不快にさせないし、なんなら仲良くなってしまう。

それが集団になると、立ち位置がわからなくなる。

それだけのことでした。

 

わかってしまえば、日常の楽なこと。気持ちが全然違うのです。

そして、誰に合わせているのかわからなかった自分がいなくなり

「これが好き」もはっきりしました。

 

今日は「お箸」を購入。「わたしが持つならこれしかない」という柄です。

 

少しずつ、すべてを自分色に変えていくつもりです。

今までもそうしてきたはずなんだけど、どこかにあると錯覚していた集団の目を気にしていたのです。

 

出会う人の質もこれから変わっていくでしょう。

「会いたい人」を私が探し出すからです。

来た人を受け入れなくてはいけないとか、何だか知らないけど一緒になった人とうまくやらなくては、ということがなくなりました。

もちろん、不登校カフェに来る人や、相談の関係者に失礼をするということではありません。

社交ダンスのメンバーとも無理に仲良くならない。

それでいいんです。それがいいんです。私が心地いいので。

 

すると、なぜか作家さんにフォローされたり、Twitterで有名な人からお返事が来たりし始めました。驚きです。

好みをはっきりさせることがこれほど大事だとは思いませんでした。

癒さなければとか、こういう自分にならなきゃとか、一切ない。

「わたしはこれが好き」だけでOKです。

 

誰にでも合わせようとしていたぼんやりした私から、はっきりした私へ。

 

それがこの、24年前に起きたあの日に実感していることだということに

わたしは人生の不思議を想うのです。

 

今日の帰宅途中、ちょっとだけ気持ちが凹んでいました。

けれど、すぐに「自分が今何をしたいか」を思い出しただけで、何一つ問題はなくなりました。一瞬で気持ちが変わったのがわかりました。

問題を見つけたり、問題を解決しようとする人生はつまらないです。

 

やりたいことだけをやればいい。外野は放っておけばいい。

 

私に色々言う人はいなくなりません。この世界から消えてくれません。

私がどんなに何をしようが、ご自分の世界において、わたしのことを気に入らないと判定すればそのまんまです。それだけなんです。

 

わたしが歩いていくところに道ができていきます。

後ろは振り返りません。木を倒してもそのままにしていきます。

選ぶも選ばないもない。わたしはわたしだ。選ばせてやろうなどという傲慢には退去していただいていいと思う。

 

災害がくれば、なくなるかもしれないのだから、精いっぱい自分という命を燃やして生きていくほかないじゃありませんか。

 

自分の魂が燃える方向へ。

 

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