風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

いつの間に

わたしたちは幻の恐怖を抱えている。

幻想なのに、信じて震えてる。

わかっているのに、怖いと思うことをやめられない。

 

今日、急に怖くなった。

ある人を見て血の気が引いた。

来ないはずの人と、私が苦手な人が一緒にやってきたのだ。

冷静に考えれば、今は何も言われていないし、何かを話したいという希望もうかがっていない。何も恐れることなく3時間をやり過ごせばいいはずなのに、足の震えが止まらないのだ。

 

わたしは、その恐れを眺め続けた。

なくならなかった。まるで、心臓と足に何かの記憶が埋め込まれているかのように

頭がどんなに「大丈夫」と言っても、聞いてくれない。

 

そして、その時間が終わる間際に出た!

「怒ってるで!」って。

 

私の場合、怒りを自覚すれば後は簡単。吠えたらいいだけ(笑)

何度も何度も冷静にキレてる自分を妄想する。

たとえあちらから来られたとしても、堂々と笑顔で、でも目が笑ってないっていうのをやってやる~~みたいな。

 

その後、実際に、仲間にぶちまけてちょっと慰めてもらったら、どうでもよくなった。

 

別に同意してもらいたいわけではなくて、怒りを聞いてくれたらOKだったので。

 

恐れで震えているよりも、怒りでぷんすかしているほうが気持ちいい。

なので、そっちに切り替えていたら、そのうち消えた。

 

午後からは、私が仕切る研修である。

みんな、乗ってくれて、気持ちよく終わることができた。

 

あの震えがどこから来たのかは、今でも興味ある。

どうして怒りが恐れになるのかも興味ある。

心臓と足にどういう記憶が残っているのかも。

(最後は喉だった)

 

震えていた時、助けてくれたのは、あらゆる知人友人の記憶だった。

「あの人の強さをダウンロード~(番長みたいな人だからw)」とか

「あの人は、こういって乗り切ってたな」という記憶とか

ありとあらゆる記憶を総動員して自分を救った。

 

そして、その場にいる仲間にも助けてもらった。

 

昔、わたしはひとりぼっちだった。

ひとりで恐怖と戦って引きこもっていた。

いつも誰かに何かを言われると思って(実際に私にキレる人多数だった)びくびくしてたし、その時に「助けて」と言える人もいなかった。

「依存するんじゃないか」「どうせわかってくれないし、批判されるだけだし」と思ってた。恐怖の内側の怒りを出したら、取り合ってもらえない気がした。

 

でもさ~今は聞いてくれる人がいるんだよな~それを。

すごいよね。

 

研修中、表情が固い人が一人いた。

今日はこの人を和ませたら勝ちって思って、交流会に笑える話をして始めたら

交流会の最後に一番しゃべったのはその人だった(*´▽`*)

 

怖かったことも足が震えたこともすべてがチャラになった!

 

たくさんの人に支えられて今がある。

自然にありがとうと思える。

記憶の中のあの人にも、今関わっているみなさんにも、心からの感謝を。