生きる力

まるで道徳のようなタイトルをつけてしまった(笑)

ええ、生きる力です。

私がこれまでの人生で、もっともムカついた発言が「年齢的に枯れてもいいんじゃないですか」とアラフォーかアラサーの女性に言われたこと。

私は、どんなことがあろうが、自分の中の欲望に常に忠実に生きてきました。

結婚で苦労してようが、子どもが不登校であろうが、自身が鬱になろうが、笑顔で生き延びてきたのは、私が常に「生きるためにはこれが必要なんだよ！」と心の中で燃やし続けていたからだと思います。

それがなかったら、とっくに鬱で入院してそのままになってたんじゃないかなああああああああ！！！！！！

でしょ？

こういう熱いタイプの人間が苦手な人もいるのだとわかったので

学びの出来事ではありましたが、「は？何言うてはんのん？」と思ったことですよ。

欲しいものを欲しいと言ってはいけません、という若い人がいるんですね。

何度かそういうことを言われました。

で、そのたびに「くそっ」（汚い言葉でごめんあそばせｗ）と怒って、「悩んでる場合ちゃうわ！」と前進するという・・・。

ある意味、役立つ相談相手だったことには違いないですね。

欲望を持つことや、怒りを感じること、発散することを極端に嫌う人種がいるのは事実で、私はそういう人たちの餌食になっておりました。

男性が精力的であることは、とこかで賞賛されるのに、女性が精力的であると忌み嫌われる。最近でこそ、欲望を言葉にして「あれ欲しい」「これしたい」と言うようになってこられましたけど、それでも「言えた私ってすごい！」んだって。少なくとも「昔は言わないほうを選んでました、てへ（いい子だったでしょ）」というおまけもついてます。

だから、自分がやっと欲を認められたとたんに、そもそもそこに抵抗がない人間を叩き始める傾向がありますね。私はこんなに我慢してきたんだから、それでやっと言えたんだから、あなたもとりあえず我慢してみなさいよ～みたいな。

私はずっといい子ではなかったですｗｗｗ

私だけは泣きたい時に泣き、家族で出かけることになっても「今日はしんどいからいや～」と玄関でごねたり、自分に常に忠実に生きていました。

おかげで実家では厄介者として認定されていました。

厄介者なんだから、何を言っても反対されるに決まってると思い、サークルも仕事も結婚も勝手に決めました。それこそ、やりたいことはやる！というスタイルで。

嫌われる勇気ってそれ、おいしいの？ぐらいの勢いで。

親にやり込められるとか一切なかったし。親をやり込めてやるっていつも思ってた。

だから、私が悩んで相談するってことは、そういう情熱の火が消えかかってる時なんですよね。なのに、もっともっと情熱を抑えようとする。過去の情熱まで否定しようとする。で、相談した意味なかったなあって思う羽目になる。

このからくりに気づかずに、わたしはずいぶんお金をドブに捨てたかも。

先日も「恋なんて言ってる場合じゃないでしょ」というよーなことを言われて激怒したんですけれど。

どんな日常であっても、どんなに大変な現状であってもよ。

恋したいに決まってるわ。大変だからこそ、必要なんだわ。

地震で、いつも見ていたアイドルの番組やＤＶＤが観れなくなったら落ち込むでしょうよ。それと同じだよ。

私は、自分のパッションで生かされてるんだなって思います。

今は被災した家に洗濯機があるから、新居と元の家との二重生活をしています。

それでも、保ててる。男性のような体力ではなくて、なんだろう、底力みたいなもので生きてる。

職場でイラッとしたり、「も～」と思うような出来事があると、健康になります。

かっこいい男の子を見ても元気になります。

今日は、さわやか中学生男子がたくさんいたので、それだけで若返りました。

瞑想やらして、欲をなくしたければすればいいけど、人に押し付けなくていいよと思う。

他人の生きる力を奪ってどうするんだよって思う。

怒るだけで叩かれるから（ネット上の”叩く”ね）、変な風に犯罪に走ったり、人を虐めたりするのかも。

怒りをそのまま出せば、そこまでのことにはならない。

その時その時で燃やしていけばいいのに、そういう小さな怒りをみんな嫌うの。

ちょっとでも「出すな！」ってね。

それが鬱になったり、犯罪になったりするんじゃないのかな。

素直に感情を出す人に対する免疫がなさすぎだし、抑えすぎだし。

悟るってね、人に教え諭す人になることではないんだよ、知ってる？

状態だから、それ。そして、そういう人になったら、教え諭さないでしょ。悟り自身を言葉にできないし、そもそも教え諭す段階を越えるわけだから。

わたしは、人並みになりたかったの。こんなに情熱いらないって思ってた。

怒りもなくしたかった。だけど、無理だった。それは私を殺すことだったから。

普通になりたいと願う一方で、私のそのままがいいって言ってくれる人をずっと捜し求めていた気がします。

可愛い女の子として、愛されるという経験もできた。

教え諭さないタイプの人にも出会えた。

怒りを「そうだよね」と聞いてくれる人にも会えた。

求めれば与えられる。

お腹が減るから美味しいものを求めるのだし、しんどくなるから、どうしたらいいのか必死になるんだし。求める気持ちがなくなったら私はどうなるんだろうと思います。

欲しいものがある、というのは素敵なことです。

過去や未来に気持ちが彷徨っていようが、それが生きる力になるのなら。それでいい。

まっさらになった私の人生はこれからです。