風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

龍の背に乗って

今の自分にふさわしいかどうかが少し気になる。

昔なら、堂々とここに来て「ここで寛ぐ自分になる」と思っていた。

梅田の、四季劇場が入っているビルのカフェに来た。

 

今日の私の落ち込みようったらなかった。

職場を出るまでは保っていた涙が零れ落ちそう。

息子が払うはずの請求書が私の元に来るというだけで

心が折れてしまいそうだった。

 

地震があって引っ越しがあって。これ以上、私に何をさせようというのか。

神様なんてどこにいるんだろう。

どんよりとした気持ちのままで、あるセッションを受けるためにカフェに来た。

 

こういうところのカフェは高い。

それでも、お腹を満たすためにケーキを頼んだ。

 

早めに着いて休憩するつもりだったけれど、心が休まっていない。

そわそわしているうちに、「○○さん?」と声をかけられた。

振り向くと、初対面なのに、どこか懐かしい顔の女性である。

 

席を移してセッションの時間になった。

 

最初は「悲しみの滲み」と言われた。

泣きそうだったから、ほんとに。

でも、しゃべり続けているうちに、少しずつ言葉が変わってきた。

「お名前はすごく元気なんですよ!」と言われた時には「そうそう!そうなんだよ!」と自分の中の何かがはしゃいでいるようだった。

 

その場で絵を描いていただく。

最初は濃いブルーが一面に塗られていたように思ったけれど、そのうちに、黄色やピンクが足された。

私が大好きなピンクやん!

とても嬉しい驚きだった。

 

「お名前を見てるとピンクなんですよ」と。

 

不思議な人たちが言うことは同じだった。

「思春期ごろから抑えている感情があって、それが今、出てきているんです」

 

30代で鬱病を発症した。その時に、3歳ぐらいの自分を癒したこともあった。

だから、まさかまだ自分の中に残っているものがあるということを、最初は信じられなかった。

けれど、何度も何度も繰り返される出来事と感情と、不思議な人たちから告げられる言葉を聞く中で「言わないようにしたきたこと」がだんだん明らかになっていくのがわかった。

 

中学3年生ぐらいの時に、私にとどめを刺す事件が起きたのだ。

地元の児童合唱団を追い出された。私は、年上の女性の手伝いをしただけで、先生から嫌われてやめるように言われた。でも、その年上の女性はずっと残り、先生からもかわいがれたままだった。

 

人を信じられなくなったのはその頃からだ。

中学校がひどく荒れていたことも関係あるかもしれない。

 

自分を出すと痛い目に遭うよ・・・

 

そうやって自分を生かしてきたのだった。

 

ここから先のことは、まだ言葉にならない。

 

だけど、少しだけ、自分とつながることができつつあることはわかっている。

 

私はとても面倒見がいいし、情が厚いところもある。

だけど、同時にとても冷たい一面もある。

近所づきあいができない程度には冷たい(笑)

そんなの関係ね~!と思ってる。

 

この日本ではそういうところは、とても嫌われるし好かれない上に助けてもらいにくい。ね。とてもいやでしょ?(笑)辛いでしょ?(爆

 

だから必死で「社会に受け入れられる程度の」ことはできるように頑張ってみた。

だけど、無理だったんだよね。

 

そう。無理なんだよって。

 

「思春期なんですよ」と何度も言ってもらった。

大人の思春期なんて、超めんどくさいよね~(#^^#)

でも、そうなんだ。しょうがないんだ。

 

だから、恋をした。思春期にしかできないような恋をした。

そうだったんだ~と思ったら、途端に私は緩んだのだった。

 

もっともっと遊んでいい、反抗期やっていい、はみ出していい。

 

で。最後は大笑いしてセッションが終わった。

 

かっこいい不良になるって決めて。

 

わたしはこれから、龍の背に乗って飛び回ろうと思う。

感情の不安定さも抱えたままで、勢いだけで生きていく。

 

田舎の夜は静かだ。

まっさらな明日に続いている。

 

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