青の世界
先日、描いていただいた絵を載せてみる。
SNSで載せたら、とても素晴らし感想が届いた。
私の絵なのだが、同時に誰かの心に届く絵でもあるのかな。
そう思ったので、思い切ってアップすることにした。
環境が変わると人生が変わる。
それは本当だった。
同じ自分なのに、違う行動をしてしまう。
周りの景色も変わってくる。
絵を描いてくださった人が、このような言葉を添えてくださった。
「深く、深く、碧い砦はあなたの名前。
あなたが来たいと思った、お母さんのお腹の中から始まっ
母は私に青い服を着せたがった。青が似合うとずっと言っていた。
私はピンクが着たくてしょうがなかった。
青が似合うのは当たり前すぎてつまらなかった。
どちらも自分。どちらも私。
世の中では、青は男色で、ピンクは女色とされていた(今は変わってきているけれど)。私がピンクを着るのを極端に嫌がられたから、女性としての自分を否定されているような気がしていた。
たとえ自分が男であっても、ピンクが好きだったかもしれないのに、と思っていて、「ピンクが女色」であるがゆえに、私はピンクの服が着ることを許してもらえなかったことに複雑な気持ちを持ったまま大人になった。
結婚していると、挑戦的な服は着ることができない。どうしても、「嫁」「妻」というくくりのなかに自分を置いてしまう。
離婚をしてはじめて、私は「動きやすい」をやめて、自分がかっこいいと思う服を着るようになった。
すると不思議なことに、その後でラフな服装をしても、かっこいい自分を保てることに気づいたのである。
どんな色のどんな服を着ても、昔より(笑)エレガントで素敵な私ができあがった。
自分の「好き」を追求したことで、外側の服装によって変化しない自分自身が生まれたのだと思う。
だからもう、青でもピンクでもなんでもいいのだ。
こうして、自分の世界ができあがっていく。自分の外側にも広がっていく。
自分と神様の世界に近づいていく。
わたしはいつも空を見ている。空の青は故郷の青なのだろう。