風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

何の地獄かと思った話

今日の空の色を見たら

まるで砂漠のようでした。

たしか、テレビで観たことある。

日本の空の色も変わってきたのかもしれませんね。

 

さて。

 

笑顔でいることや、悪口、不平不満を言わないことが素晴らしいかのように言われている昨今。

わたしは、それを地獄かと思ったわけです。

 

そもそも、子ども時代が「無垢な精神」だったと信じている人たちがいて

「子どもの頃の魂で生きればいい」などと言ってるけれど

小学生のいじめの実態を知れば、子ども時代が無垢でも何でもなく

いじめることすら「素直な心」だったと思い込んでいる大人も多いことでしょう。

 

人の悪口も、自分の愚痴も言えない環境だった私は

他人の前で不機嫌な顔もあまり見せることなく

悪口を「はっきり言う」こともなく(心では色々思ってましたけど、今のスピだって”口にすることは良くない”って言ってますよね)

必死で「人を傷つけたい」とか「人の悪口を言いたい」という気持ちを抑えて、笑って、人のために仕事をする子ども時代を過ごしてきた。

 

その先に、幸せが待ってると信じていました。

あまりにしんどかったのでね、その頃から宗教観はあったんです。

いいことをすれば幸せになれるだろうと。

 

だけど、なぜだろう~~~

そこまで頑張ったのに、私の30代はボロボロでした。

確かに、それまではある程度幸せでした。

だから、笑顔で人のために尽くせば、それなりの幸せはあるのかもしれない。

それでも、もう私は耐えられなかったんですよ。

 

幸せよりも、自分自身に正直に生きていたいって。

 

それをまた、「笑顔になれ、家族が不幸になるぞ」みたいな脅しを受けるようになった鬱病時代ってのがありまして。

地獄かここはと思ったものです。

 

あんなに笑顔を振りまいてみんなのために頑張ってきた時は

誰にも褒められないばかりか、利用されてばかりだったのにって。

 

嫌なことは嫌だと正直に言えるようになった今のほうが

私はずっと幸せなのはどうしてかしらね。

 

誰もがとても浅い部分で、スピリチュアルの理解をしていて

ちょっと知識を仕入れたぐらいで、他人に説教できると思ってる。

その傾向が加速してしまい、もっともっと生きづらい人を増やしてしまった感があります。

 

なんかさ、歪んだ人が増えたかも。

 

どんな知識も人を支配するために使ってしまうのが人の浅はかさだよ。

 

ビジネスになってしまった時点で

スピリチュアルは変化したってことだよね。

 

もともと、宗教も哲学もひとりで考えるものだったはずで

 

笑顔は無理につくらせるものではなくて

 

笑顔の大切さを知ってる人たちが、自然に笑顔がこぼれる世界を創ろうとするものだと私は思ってた。それが本当の信仰の在り方じゃないかと思ってた。

それがなんだ「あなたに笑顔がないから家族が不幸だ」っていう呪いをかけるようになってしまって。悲しいね。

 

ありがとうという言葉が勝手に口から出るような素敵な世界を目指すんじゃないのか。

ひとりひとりに強制して言わすのが仕事なのか?

 

ああそうだ。

この国のトップがそうだよね。

理念だけ唱えて「あとは国民の自己責任でどうぞ!」って言ってる、あれだよ。

同じことをみんなやってる。

「コロナに気を付けましょう」「気を付けてないあなたが悪い人です」ってやつ。

 

「ありがとうと言わないあなたが悪いんです、だから不幸なのは自己責任」というのと、全く同じだわ。

 

国と国民はまさに鏡なんだ。

 

そりゃこんな国になるわ。

 

みんなが笑顔になれる世界を創りたいんじゃなくて、嘘でもいいから全員に笑顔を強制することを目指しちゃったんだから。

 

あらまあ。

 

私はこれから、その強制が嘘だってことを伝えて、本物の笑顔を取り戻す。

それが仕事だと思ってる。

 

圧力のない世界を広げていこう。

 

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