夢中になること
朝、バナナケーキを焼いておいたので
ほっと一息、夜のおともに。
過去の記憶が少しずつ自分に優しく変化しています。
自分に優しくすることを始めたからかな。
とても温かく私の話を聞いてくれる人が現れて(ちょっとしたやりとりをするだけなのですが)その方に、何かを伝えるたびに発見があります。
親子関係ってね。
子どもの頃の記憶はまったくあてにならないものですよね。
子どもの頃の記憶を引きずっている間は、どうしても自虐に向かいます。
親子の縁を切っている心優しい人たちというのは
世界にいっぱいいらっしゃると思います。
そうしないと自分を守れないからです。
私の一番嫌な記憶は、高学年の頃。
机の下に潜ってパニックを起こしており、それを母と祖母が完全に無視しているというシーンでした。
今まで、これは自分の性格が悪いからこんなことに!と思っていたのですが
ある人が「自分の娘が、一生懸命生きていて、ある日パニックになって泣きだしたら、普通心配しますよ」と言ってくれました。その瞬間の驚きったら!
そうなの?普通の親ってそうなの?
たしかに、私も長男を抱きしめたりしてたけど。。。
私にはそうされる資格がないって思ってましたよね。
同じようなことを経験されている方、いらっしゃるでしょうか。
そしてまた、祖母と母親が親子カプセルがっちりだったことにも気づきました。
祖母にとって、私は邪魔者・・・というか母が結婚して自分の家族で忙しくなったのが気に入らなかったんじゃないかな。
いつも、あそこが痛い、ここが悪いと病気になっては母を心配させていました。
祖母は、母の気を引きたかったんでしょうね。
心理学を勉強したらわかることですが、そんな母ですから、人付き合いが苦手です。
(祖母が亡くなってからは友達ができたみたいですけど。)
なので、幼い頃の私は、母の話し相手であり、足りない親の代わりであり、仕事で忙しい夫の代わりであり、本当は欲しかった姉妹の代わりでもあったのです。
わたしには、その自覚がありました。
その時々で、母の望む会話をし、母がどの立場で何を欲しがっているかを察知していました。
感情労働半端なくやってました。
その上、毎日の習い事では成果を出さなきゃいけないし、勉強でも自分の中のパーフェクトを出したい。
家族の中では、いじられ役、笑われ役をして家族をなごませる。
これで心が潰れないわけがない。
そんな母親との決別を決心してからやっと、自分の命が復活したのです。
だからもう、誰にも何も言わせないし、同じようなことでしんどい思いをなさった方がいれば、親と離れなさいと伝えたいと思っています。
どんな境遇で育ったとしても、人生のやり直しは自分でやるしかありません。
本を読んでいる時だけが、本当の自分と繋がっていた気がします。
そのおかげで、たくさんのことを本から学びました。
とことん狂ったほうが楽だろうなあと思った時期もありますが、そうならなかったのは、書物のおかげ。だから、図書館司書が仕事になったのかもしれませんね。
前半が長くなりました。
過去の記憶から、罪悪感が消えると、とても身体が楽になってきました。
そして、今の目標は「いつも上機嫌になっていること」です。
ちょっと前は「今日一日罪悪感を持たない」が目標でした。
これ、とってもいいですよ。
今も継続中です。
何をやってても自分を許す。とことん許す。寝てしまっても何もできなくてもOK。
それを繰り返しているうちに「今を楽しむ人になりたい」と思うようになりました。
なんでもいいです。
今やりたいことをやればいい。
といっても、今日は夕方までちょっと気持ちがざわざわしてまして。
近所のカフェに入ってノートに書きだしていると
ふと「引っ越したらどうだろ」というアイデアが降ってきたのです。
断捨離がなかなか進まずに、凹んでいるのを神様が助けてくれたみたい。
で、ある場所の賃貸物件を眺めているうちに、心が復活してくるのを感じました。
それで、帰って、ご飯をすぐに食べて、10時まで動きっぱなしです。
「上機嫌でいたいなあ」と願っていると
こんな風にアイデアがわいてきて、元気になる。
面白いです。
夢中になって片づけているうちに、心の中も穏やかに。
どんな世の中でも、自分の心の中は自分でコントロールできます。
愛とか平和とか以前に、自分自身を取り戻すことが第一で
そのためには、「自分を裁かない」ことが大切でした。
罪悪感を刺激して、信者にさせる手口ってのがあらゆるところにありますから
自分の直感を信じて、嫌なところは避けて、とことん自分に優しくするところから始めるといいと思います。
明日もいい日でありますように。