台風
台風が来た。
去年のことがあるから、さすがに不安になって
水や充電器を買いに走った。
夜は、疲れて早々に眠ってしまったが、夜中に起きて
慌ててお風呂の水を張った。
自分が異様に緊張度が高いなと気づいたのが昼頃。
お腹は痛いし、寒くなるし。
そこで、休憩モードに切り替えて、スマホのゲームとアマプラ映画を観ることにした。ニュースはできるだけ見ないようにした。
実は、台風で家にいる間に仕事をするつもりで
持ち帰っていたのだが、何もできないのが歯がゆかった。
しょうがない。こういう日は。
低気圧もあったのだろう。
さて。
そのアマプラで観た映画が良かった。
作家の話だったし、芸術の都パリの話でもあった。
けれど、何が響いたかっていうと
別の時代にタイムスリップしてしまった男性が、婚約者がいるのに
その時代の女性に恋をする。けれど、その女性は、また一緒にタイムスリップした
もっと過去の時代のパリに魅了され、男性が引き留める言葉に対して
「じゃあ、お別れね、さようなら」と去ってしまう。
私が思うに、日本の女性だったら、男性が引き留めてくれたら
喜んでそっちに乗ると思うんですよ。
だけど、彼女は自分の好みを貫いて、さよならした。
それも、一瞬で。
かっこいい!!!と思いました。
そうありたいと。
自分の感覚を理解してくれる男性となら、一緒にいられるけどね!という軽やかさ。
ちょっとぐらい我慢して、相手に合わせたら幸せになれるかも?とか思わない。
ああ、いいなあ~いい映画を観たなあ~
そして、男性も、婚約者と別れ、新しい女性と知り合うところで終わります。
妥協しない、我慢しない、という私のテーマがそこにありました。
今ね、ほんとに妥協しないんですよ、わたし(笑)
「付き合う」ということに重きを置かないんです。
昔は、心のままに突っ走って、自分にも他人にも鈍感で、それが幸せ~~~なんて言ってる女性に憧れてたものです。
理性で考えちゃだめだって~みたいなね。
でも、そういう人の「理性のなさ」は、単なる「恋人というものを持ちたい」だったり「誰かと恋仲になってる風でありたい」という欲望なんですよ。
そりゃ、適当な相手と幸せになれて、良いと思う(真顔)。
わたしは、考え方の違う人や、仕草が許せない人と、一日ぐらいは付き合っても
恋人になることはありません。
でもまだ、一瞬妥協しそうになるんだな。
「この人を逃していいのかな」って。
それが、この映画を観ることで払しょくされた気がします(#^^#)
けっこう、わたしの直観て鋭くてね。どんなに相手から言い寄られても
「絶対に違うな」というものがあって、その答え合わせが未来に必ず来ます。
ほっとする瞬間www
誰かをつなぎとめようとするのは、自分が自由にならないこととイコールだと思うので、わたしはやらないです。
つなぎとめたいという欲はあるけれど、自分自身と天秤にかけた時に、やっぱり私は自分の好きなことをしていたいと思う。その私を見守ってくれる人なら、つなぎとめなくても側にいてくれると思うから。
私の世代で言えば、「ガラスの仮面」で、マヤちゃんが好きか亜弓さんが好きか、という話でもあるんだけど。
私は、どうあがいても、マヤちゃんみたいに「演じてたら何も視えなくて」のタイプじゃない。周りをしっかり見て、計算もして、でも、好きなこともやりたくて、なんだか天然の女性に負けちゃう姫川亜弓という人物が、わたしは好きなんです。
天然キャラは強いし有名になれるし、「知らない間にこうなっちゃいました~」とか言ってるの、マジで意味わかんないレベルなんですが、世の中が好きなのはそっちなのも知ってるんだけれどもね!
話があちこち脱線してますが
潔くさよならが言える女性になり、自分が好きな場所で輝きたいものです。