風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

ばけたんを手に入れた

意外と小さかったばけたん。

とりあえず、我が家は大丈夫(笑)

息子に「面白いもの買ったで」と報告すると

「へ~」と乾いた返事をいただきました!

 

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毎日、池のほとりをバイクで通過する。

なぜなら、夕陽が開けて見えるから。

空が広い。

そして、最後は山に向かって走る。

 

大阪市内で働いていると、人とビルに埋もれてしまう。

職場の近くには、緑もたくさんあるはずなのに

帰り道の夕陽を見るために、少し遠回りする。

 

とんでもない事件が立て続けに起きて

これ、20年前ならもっと大騒ぎのはずだが

Twitterで見ている限り、冷静な意見も増えており

しかし、あまりにもこういうニュースに慣れすぎかと思う。

 

私の子ども達は、あまり学校に行っていない。

不登校、という名前にするのはあまり好きではなかった。

「ひきこもり」というネーミングも好きではない。

どうして人は、人を、カテゴライズしたがるのだろう。

誰もが自分の名前だけで生きていければいいのに。

 

先日、既婚男性と話をする機会があったのだが

話の中身がほぼ「○○は何々」という決めつけによる会話であった。

あまりにもくだらないなあと思いつつ

仕方がないので相槌を打っていた。

独身女性がかわいそうの決めつけに始まり

自分の息子がオタクであることを嘆き

金持ちばかりと恋愛する女性をディスっていた。

女性管理職というものを見たことがないようだった。図書館なんて半分以上女性館長だが。

 

そうやって、世界を限定し、世界の中身を自分で勝手に創り上げ

それ以外の人間を「異質なもの」として、からかっていいものとし、自分がまともだと思う人間とだけ付き合う。

それを何十年も続けているわけだ。

 

それが、ある種の田舎の男なのだろう。

何不自由なく育ち、男というだけで家を継ぐ。

誰にも追い出される心配がなく、結婚しているというだけで安心し

安心感の中で女性を探している。つまんない男だ。

 

日本が落ちていくのがここに証明されているのではないかと

私は思うよ。

 

こんなに様々な価値観が示されている世界にいるのに

井の中の蛙の脳のまま生きていられる。

困ったこともないから、自分を顧みることもない。

おぼっちゃまの日本。

 

それが今の事件の奥深くに潜んでいる気がしてならない。

 

ひきこもりの息子であろうが、介護している親であろうが

困ったからと殺してしまうのはいつも男だ。

子どもを殺す父親、自分の親を殺す息子。

 

そして、世間から同情を得るのも男だ。

 

ばけたんで探すのは、視えないモノだけど

怖いのは現実の、決して幻想の外に出ない男たちの見ている世界である。

 

だから、私は自分の好みの男性だけを探すことにした。

女性は皆、そうすればいい。

ターゲットは絞ったほうがいい。

女性がどんどんふるい落とせばいい。

「男に好かれるノウハウ」など放り出して、もっときれいにパワフルに生きよう。

 

いつか、命を粗末にするような男たちが、表舞台から消えることを祈っている。

 

ひっそりと生きてお互いに殺しあえばいいのに。

無力な女子供をターゲットにするのはやめてもらいたい。

切実に祈ってる。

 

そして、誰もカテゴライズされない存在であることを共有していきたい。

「わたしはわたしそのものである」

誰からも規定される必要などない。

相手を「おんな」と馬鹿にするから、馬鹿にされる「おとこ」であり続けるのだし

「オタクはダメ」と言うから、自分自身をいつまでも「オタクでないことを証明し続けるために」生きていくのだろう。

 

世間が描く「異端な人間ではない」ことを必死で証明するために、多くの人は生きている。結婚してるから、学校に通っているから、仕事してるから、会社員だから、社長だから、コンサルだから、占い師だから・・・そうやって、自分を「はみ出し者ではありません、だから、受け入れてください」と懇願しながら生きているのであろう。

みんな、ばけたんで探される霊になってしまえ。

 

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