風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

優等生嫌い

鳥の声しか聞こえないうち。

やらなければならないことが、少しずつ減ってきて

落ち着いた朝を迎えました。

 

ここ数年は、なぜか全力で走って生きているような気がするのですが

その中で、ずっともやもやしていることがありました。

それを見るために、私にそういう人物が与えられるかのように

気になってしょうがない出来事が繰り返し起きていました。

 

それは「優等生になりたい人たち」の存在です。

わたしは、小学校では優等生でした。

大人しくて、成績が良ければ、小学校では一応優等生として扱われます。

しかし、他のクラスメイトはそれこそ自由に遊び、先生に叱られ

楽しそうな学校生活を送っているように、私には見えました。

 

大人になって見渡してみると、なんだか「優等生発言」をしている元優等生ではない人たちがたくさんいます。

大半は、学生時代は、優等生ではなかった人たちです。

 

先生に気に入られたい、好かれたいという思いを未消化のままにして大人になった人たちが、親になって、まるで自分が教師になったかのようなことを言う。

大人になったからって「あの人はさあ~」と批判するようなことを言う。

自分が見下せる人を見つけては、「あんな人になりたくないんだよね」と言う。

 

教師に好かれても、大人に好かれても、全然偉くなんかないんだよ。

そんなこと、なんの価値にもならないんだよ。

それがわかっているから、その先を考えています。

「先生の言うことは本当だろうか?」「この社会の在り方はどうなんだろうか?」「学校ってなんだろう?」

それが大人になるということです。

 

赤信号を渡らないことが大人です!みたいなことを、平気で言ってしまう人がたくさんいることに、私は衝撃を受けてきました。大人になってそんな、小学校の学級会レベルのことを真面目に言っちゃえるんだ、どういう人生を生きてたらそうなるんだろうって。

 

無垢で美しい自分で、だから、女を武器にして生きている人を簡単にダメ出しできると思ってるとか

ネットを信じないから自分はまともだと信じてるとか

学校の先生が言うことを全部信じて子育てすることが当然だと思ってるとか

私の周囲にそういう「変なまじめさ」を振りまく人たちが常にいて

私がそれを受け入れられないことに悩んでいました。

 

私にとっての大人像と、大半の人たちが考えている大人像があまりにもかけ離れていて、生きにくさを感じました。

 

自分が好きでそういう生き方をしているのはかまわないけれど

「人を正す権利がある」とばかりに、必死になって非難する人を探してる。

で、わたしなんかが餌食になるわけです(笑)

なぜか、餌食になるの、好きだったかも(笑)

 

だいたい、わたしは、おとなしかっただけで、先生の言うことなんて全く子どもの頃から信じていないし、正しいとも思わなかったわけで。

だから、どこかで「私は常にダメな人間」という意識があって、責められることを望んでしまったのかなと思うんです。

 

スピの世界でも、みんな好きよね。

「○○しちゃだめ」「動かない人は置いていきます!」「だから運が悪くなるよの!」ってね。そうやって脅してすかして、優越感を感じるのって、学校の先生がやってきたことでしょ?

癖、なんだよね、みんなの。学校が生活の大半を占めていたわけだから、その影響を誰もが受けていて、影響を受けてることすら、もう忘れてる。

 

学級会みたいに誰かを吊し上げるのが好きな人もいれば、先生のお気に入りを演じてしまう人もいれば、勝手に決まりを作って締め付けるのが好きな人もいる。

 

どうしたらこの、意味のない茶番劇を見ないで済むのか。どこにいけば、学校的価値観にまみれていない世界があるのか、探し続けていました。

 

で。絶望して、生きるのが嫌になったりして。その先に。

私は、自分が生きたいように生きればいいのだ、私が好みの世界をここに作ればいいのだとわかったんですけれど。

ラスボス的に残っている何かがあるようです。

 

私が尊敬する人たちは、この社会の常識的な役割を降りている。

妻や母といったことを「当たり前にこなして、そのうえで」ちょっと変わったことをしています~ではなくって、本気でそこから降りる。降りた生き方をした、という人に私は注目してきました。

だってもう、そこにしか希望がないんだもん、私には。

 

子どもとして、親として、妻として、兄妹として、嫁として・・・を全部やめて、「人として」つながっていきたいから。誰とでも。

 

f:id:pikake-jasumin:20180627215751j:plain