風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

弱さが助けになる

人は、言い切る人についていきたくなる。

独裁社会をみればわかる。

「こうしろ」「こうあれ」と言われて従うと楽なのだ。

 

だから、人をコントロールして、自分が最善だと思う方向に人を導こうとすると、依存する人を産む。

当たり前のことだ。

 

わたしは正解を持たない。

自分の正解はある。

だけど他人に押し付ける正解はない。

なぜなら、失敗ばかりしてきたことが経験として役立ったから。

 

お金持ちになっちゃった。

素敵なパートナー見つかっちゃった。

神様に選ばれちゃった。

となれば、自分の生き方こそが正解だと思いたい人も出てくるだろう。

そして、自分の歩いてきた道と同じようにすれば

他人も同じようになるはずだと思ってしまうだろう。

でも、そこに集まる人たちは「モデルケース」を見に来るだけで、自分はそうなれないとがっかりし、同じようになりたいと願う。

自分自身を生きることはない。

 

「誰かにわかってもらいたい」「あんな風になりたい」と思うのはごく普通のことだけど。その普通にしがみついている限り、新しい自分にはなれない。

 

わたしは、その痛みを知っているからこそ、誰にも押し付けのアドバイスはしない。

まあ、自分のアドバイスが押し付けであるかどうかなんて、アドバイスしている本人はまるで無自覚で、「いいことを言ってあげている」としか思っていないのだけれど。

 

23歳の冬、私は公務員をやめようとしていた。

見かねた父が、社長をやっている友人から私を説得させようとして、高級料理屋に連れていかれた。あの時のことをどう表現すればいいのだろう。

「男として」「社長として」の自信とプライドは、私の話に耳を傾けることなく、私に苦痛を与え続けた。美味しいはずの料理の味もわからなくなり、頭が真っ白になったことだけは覚えている。どうやって帰ったのかも覚えていない。

強烈なパワハラの記憶でしかない。

 

それから後も、鬱病になったり、子どもの不登校を話題にする度に、同じような目に遭った。離婚した時にも、説教親父が現れた。

 

人を助けるのは、何の困難もなく、この社会を普通に生きてきた人ではないし、成功した人でもない。一緒に足を引きずりながら歩いている人が、私を助け、支えてくれた。

 

 

助けようとするのではなくて、私がいてもいなくても、その人は立ち上がれる、その人は生きていける、そう思える心の強さが、人を救うのだと思う。

 

私は完璧じゃないよ、私のやっていることは正解ではないよ、だけど、あなたに寄り添うことはできるし、話ぐらいは聴けるよ、というスタンスで私は話を聴く。

 

そして、「私は正しい母親をしている」と思っている人に、違う角度からの視点を与える。正しさは無数にあることを示していく。

 

私に説教をした社長のようになっている親御さんがたくさんいる。

子どもの頭を真っ白にしてしまっていないだろうか。

子どもが経験することを奪おうとしていないだろうか。

 

安易に「わかってあげる」と思わないことだ。他人のことなどわからない。わからないからこそ、発見し、関係を結ぶことができる。わからないことの面白みを知ることが、この世界に生きていることだと思う。

 

相手を知ろうとする心が、相手に届く。自分を押し付けるのではなく、「わかってあげられる自分」に酔うのではなく。

そんな考え方なんだ~そう生きるんだ~面白いね~(#^^#)って。

それだけでいいんじゃないかな。

 

 

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愚痴や悩みをいっぱい聞いちゃうセッションをやってます。 わたしは何も言わないけれど、なぜだか勝手に話してくれる。 そして、すっきりするみたいね。 心に溜まったものを落とすのにご利用ください(*^_^*) 怒らないし、説教もしない。だけど、あなたが見つけられないあなたの良さは言うかもね(≧▽≦) 占いより安く、マッサージよりはちょっと高い。 1時間5000円です。 場所は梅田のカフェか自宅になります お問い合わせいただいてからご案内いたします。

3月18日(日)午後1時~

3月19日(月)午前10時~

3月25日(日)午後1時~

3月26日(月)午前10時~ お電話でもよろしければ、夜も可能です。 お申し込みは→

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