血ではない関係
闘ってる女性の映画を観てきました。
待ちに待ったスターウォーズです。
この作品は、私の中では独特の位置にあり
精神的にも支えになってくれました。
今回で完結する最後の三部作は
特に最初の三部作をモチーフにしているので
昔のファンはかなり喜んだと思います。←わたしのことね!
ネタばれになるので書けないのですが
「最後の最後」はもう一人で感動して泣いてました。
このシーンがすぐにわかる人と抱き合いたい(笑)
映画を観終わってから思ったのですが
「私は孤児の話が好き」なんですね。
親と離れ離れになって、親とは違う大人に育てられていく子どもたちの成長譚。
親に頼れないからこそひとりで考え、ひとりで悩み、間違いながら、でも、素晴らしい大人に囲まれて生きていくというのは、私の一つの理想形でありました。
本当の親を切り捨てる時、人は大人になるのだと思うのです。
スターウォーズはまさに、育ての親から無理やり引きはがされ
本当の親を求めつつ、その親と対峙していくというストーリーが延々と繰り返されます。
親の価値観と向き合うというのは、大人になる過程でもっとも大切なことです。
受け入れるのか受け入れないのかは別にして。
親だからこそ、どんな親でも憎みたくないし愛されたいし、悪いところは見たくない。
反抗期的な悪口は言えても、本質を見通すまではいかない人がほとんどです。
毒親という言葉が流行りましたが
毒親と言ってる段階はまだ浅くて
全く毒だと思っていなかった部分に猛毒を発見した時の衝撃ったら・・・
ここに行き付くために、誰に何を言われても親の問題点を明らかにし続けてきたんだなあと思ったものです。
当たり前ですが、その猛毒を、当たり前に浴びていた私自身にも猛毒が存在していたのです。自分だけが無害なわけない(笑)
自分の中にあるその猛毒をどう乗り越えるかで、人生は変わってくる気がします。
それにしても、終わったなあ、スターウォーズ。
親子喧嘩の世界を宇宙に広げて
星を潰したり、やりたい放題だった映画(笑)
その破天荒さも大好きでした。
子ども憎しで星ひとつ壊すんだも~ん。レベルが違うよね!
けど、人が人を憎む心ってそれぐらいのパワーがあるのかもしれませんね。
それぐらい影響のある人間の感情を、自分の中で解決していけるようになりたいものです。
血縁を越えて、自分の故郷を自分で決める。
そこに、私はロマンを感じているし、私は今も故郷を探しているような気がします。
もういくつ寝るとお正月。
明日は、掃除とおせちです。
私一人になっても、忘れないようにおせちは作ろうかと。