風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

人間失格

急に映画「人間失格」を観てきた。

 

ningenshikkaku-movie.com

 

小栗旬は好きだし、ちょっと色っぽい映画でも観たいと思って。

 

でも、でも、想像以上に私のツボにハマる映画でした。

 

ネタばれはしません。

 

まず、映像が美しい。すべてが美しい。どこを切っても美しい。

蜷川実花さんの世界観が溢れています。

衣装から何から、うっとりするほどです。

なので、話の内容がどうであれ、見ていて飽きない。まるで美術館にいるかのようでした。

もう一度浸りたいほどの世界です。

映画館で見て正解。

 

小栗旬さんは、最初は「あらまあ」と思うほど子どもっぽい雰囲気でしたが

中盤からの凄みに引き込まれました。

セクシーどこいった(笑)

っていうか、これは女性たちの物語でした。見事に女性たちの話になっておりました。

太宰治が主人公と見せかけて。

 

3人の女性全てに、私は「思い当たる節」があり、

この面白さを表現するだけの力がないのが悲しいほどです。

 

女性が美しい。誰も悲劇のヒロインではない。

ああこれは、男性の描く女性ではなくて、女性の描く女性だと

わかりますよ。

 

太宰治のダメっぷりも、女性目線でしょう。

 

そして、藤原竜也!!!

ファンなので(n*´ω`*n)

どこにいても、何をしても、藤原竜也その人ですね。

 

私から見て、結局のところ、太宰治は色男ではなかったです。

色っぽい男は、死に憑りつかれたりはしない。

生きようとするそのパワーこそが、色気のおおもとだと私は思っていて。

その点で、思い描いていた映画とは違うなあと思いながら観ていました。

 

それよりなにより、沢尻エリカ演じる女性の住む部屋の内装欲しい。

あと、ステンドグラス。ピンクの。

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今日は満月です。