感情とのお付き合い
ブログの更新が滞っている間、感情の渦の中にいました。
若い頃に比べて、感情の渦を経験しても戻れるようになったのは
知識と経験のおかげです。
私が復活できる時には「寂しいというこの感情を味わえる人生が幸せなんだ」と思えてきます。
怒りも、悲しみも同じ。
感情を味わう幸せがある。
意見を言わない、はっきりしないことをよしとするこの国では
私はとても生きづらかったんです。
だけど、今は違います。
どこに行っても言うことは言う。投げかける。返事は期待しない。
問いを与え続けること、「これでいいですか」と聞き続けることが
私の仕事のような気がします。
私が行動を起こしたことで、動いていく世界がある。
そのきっかけが自分であることを知っているのは自分だけ。
誰にも評価はされないけれど、最初の羽ばたきを起こしたのはわたしだと思う幸せは誰にも奪えないのです。
「動く」ってスゴイな~と思うんですよ。
相手のためになるかどうかとか、相手が不快になるからやめたほうがとか、みんな周りを気にし過ぎ。
「わたし」を世界に示していくことで、何かが変化していくのです。
あ、そうそう。
これが書きたかったの。
黒柳徹子さんが「誰ともケンカしないことが大事」とおっしゃったという話がFBに出ていました。
みなさんなら、「喧嘩はよくないんだよね」で終わるかもしれませんね。
私はそう思いませんでした。
「喧嘩しなくても自尊心を保てるような大人になったその理由が大事なんじゃないか」と。黒柳さんが当時珍しい教育方針の小学校に通われていたことや、ご両親のことを考えると「喧嘩しないでも生きていける」のルーツがそこにあるのだと思うのです。
受けてきた教育が違うのだから、同じようにできなくて当たり前だと思うのです。
私は、喧嘩が当たり前の環境で育ちました。
今でも気性が激しいのは変わりません。
けれど、そういう自分自身を認めて愛してきたからこそ、その激しさを「生かすこと」がわかってきました。
ケンカしてしまう自分を責めて罰したって意味がありません。
誰かと比べてもしょうがないですし、喧嘩しないと決めている人と同じ人間になれないんですから、目指すことも意味がないのです。
「どうしてこうなんだろう」と思うことはしょっちゅうですし
「またやっちゃったかな」と思って落ち込むこともあります。
だけど、その同じ自分が人を勇気づけたり、人と笑い合ったり、気持ちを分かち合ったりしている。
ということは、自分を否定する必要はないということに気づきます。
100%いい人だけでできている人間なんてどこにもいないのですから。
人生の波を経験していると、穏便な生活では味わえない様々な感情に出会えます。
ネガティブな感情を味わっている真っ最中のしんどさは、なかなかのものがありますが、その経験が何よりの宝になっていることをしみじみ感じます。
思いもよらない感情がわいてくる。
離婚した時より辛いことがあるんだなあとか、家を売ると決めた途端にこんな感情がやってくるなんて!とか。
やってみないとわからないんですよね。
想像だけでは知りえない心の動きがある。
その感情に飲まれないこと。いつも自分自身に戻ってこられること。
それが感情とのお付き合いです。
どんなにどよ~んとしていても、楽しいこともあれば、温かい気持ちに触れることもあります。
そっちを見ようって。
でも、ごまかさないで。
もう28日になりました。
今日は不登校カフェがあります。