歩いた
いつまでも暑いです。
敬老の日だったようですが
みなさま、いかがお過ごしだったでしょうか。
今日はこれ↓
www.minpaku.ac.jp
近くだけに「いつでも行ける」と思ってると逃してしまうと思って。
ちょうど先日、こちらの畑中章宏さんのお話を聞いたばかり。カッパや天狗も話題に上っておりました。
死者の民主主義
死者の民主主義
作者: 畑中章宏
出版社/メーカー: トランスビュー
発売日: 2019/07/20
メディア: 単行本
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なので、ちょっくらカッパでも見に行くか!というノリで
行ってきました。
やっぱり不思議な生き物好きだわ~~~
いつの時代にも、不思議な生き物は人の心を掴むのですね。
自然の驚異がそうさせるのか。
龍だなんだって言ってる人は見に行ったらいいと思う。
圧巻です。展示がすべて「不思議な生き物」なんだもの。
世界各国の、様々な時代の。
人魚から龍から天狗からマンゴドラから。
お寺かどこかにしまわれているミイラもありました。
たっぷりと時間を過ごした後
常設展示のほうにも行ってみました。
小さい時も、結婚してからも何度も訪れているところなのですが
展示が新しくなっていました。
何度か椅子に座って休憩しながら周りました。
ひとりでじっくり見たので
詰め込みすぎて言葉が出ません(笑)
世界一周した気分。
イスラム文字の書道もあったなあ。
素敵だった。
以前は、農機具などが中心だったと記憶してるけれど
今は、「現代のもの」もたくさん展示してありました。
お土産品のようなものとか、インスタントラーメンとか。
ああ、思い出した。
経験を積んだから、見るべきものに出会えた、と思ったのだった。
展示から生活が見えるようになった。
展示が意味を持って迫ってきた。
美術館でもそうですが、これまでの知識と経験の蓄積が
見る目を変えるのだなあと思わざるを得ません。
ああ、あの戦争のあった国のものが、ちゃんと残ってるとか。
どうやって持ってきたんだろうとか
宗教と宗教の融合が目で見てわかるとか。
ひとりでワクワクしてました。
男女のカップルってね。
男は展示品を見ても自分のことを語ってるのね。
それも面白かった(展示か!w)。
女に自慢することしか頭にないみたいだし
それほど興味のない男は、椅子に座って待ってるし。
わかりやすい~。
それはともかく。
今だから見て面白いこと、がたくさんあるなあと思った一日でした。
人間は、生まれた地域の気候や土地の様子に影響される。
人間だからみな同じ、なんてことは絶対にない。
心のありようも、その土地の影響を受けていて、そこから出ることを許されないものもあるのだろうなと思います。
イヌイットとして生まれた人が、フィリピンの人の気持ちになれと言われて勉強したって無理だろ、ということです。
展示を見たら一目瞭然です。
見るもの、聞くもの、食べるもの、着るもの、全部違う。
その違いを、私たちは、「違う」と認めて、尊重することを学んでいきたいよね。
違うけど、なぜだか似ているものもあって、
それも興味深いのですが。
日本の祭りも、世界各国の展示を見た後で見ると
日本固有のものではないことがすぐにわかるんです。
面白いよ、ほんと、面白い。
語彙不足が悲しい・・・。
そんなわけで、今日は何時間も歩き回り
くたくたなのでした!
ゆっくり眠れそう。
このトークライブが色んなきっかけをくれてる。
なんでも行ってみるもんやで!