終わりとはじまり
今年は、多くの物とお別れをした。
今朝、震災時にずっと履いていた靴を処分した。
震災後のマンションに靴を脱いであがることは二度となく
土足のまま、片づけをし続けた。
その時に履いていた靴たちは、「まだ使うかも」と置かれていた。
とても気に入って、お出かけの時だけに履いていたものもあったが、あの暑い夏を乗り切った後の靴を、お出かけ用に使う気になれなかった。
それをやっと、処分する気持ちになったのだ。
新しい靴をようやく手に入れた。
無我夢中で動き続けたあの日々を、映画のように思い出すことがある。
ものすごいパワーで乗り切ってる自分が見える。
少し躁状態になっていたかもしれないし、そうでなければ乗り切れなかったのだと思うけれど、今はその反動が来て、気持ちも体調も上がらない。
終わりは始まり。
わたしの、一つの時代が終わった。
これから、新しい時代が始まる。
自分にダメ出しばかりしてた時代から、自分のすべてにOKを出す時代に。
それはとても怖いことだ。
自分を否定して、他人からもダメ出しされているほうが、どれだけ楽だろう。
「わたしはダメなので~」と逃げていれば済む。
でも、それはもう辛すぎる。魂が死んでしまう。
結婚と同じで、楽だけど、このままでいられないところまで来てしまったのだろう。
今、気持ちがちょっと沈んでいることも、ワクワクしないことも
受け入れている。
昔は、こういう状態が嫌いだったし、みんながこんな秋晴れの日に遊びに行ってるのがうらやましくて仕方なかった。無理してでも出かけようとした。
今日は、新しい相棒(車だよ!)とちょっとドライブして、市内のお店でかわいいソフトクリームを食べた。
これが今日一番のトピックだよ♪
そうそう、そのお店、私がソフトクリーム食べてたら人がいっぱい寄ってきたの。小さい子どもがじ~っと私が食べるとこ見てて、お店に入ってきたよ。
すごくない?(笑)
私がお店に入った時は私ひとりだったのに~。
わたしは、罪悪感を持つことをやめた。
それが私の始まりの宣言。