揺れる
雨の一日。
大切な友達とランチ。
揺れる、揺れる。
激しい風がやってくる。
抵抗は、私のプライド。
頑張ったよ、こんなに。そして、素敵な日々を過ごしたことを自分で認めていなかったことによる寂しさ。
抵抗を外したらなすがままで、運命に流されるようで悔しくて。
負けず嫌いの自分がそこにいました。
目の前にいる友達ではなく、何か別のものと闘っていた私。
帰ってから冷静になってみると、何もかもがメッセージでした。
ふがいない自分のままでいよう。
情けない私がいることを許そう。
上っ面の感情で乗り切ることはできるかもしれないけれど
私が感じたいのは、そこではない。
ごまかしていると、本物の美しさを逃してしまう。
いい加減、目覚めなよ、とあちこちから扉を叩く音が聞こえる。
そうだね、そろそろ起きなくちゃ。
外は暴風雨だけど、暴風雨の後のすっきり晴れ渡った景色を見たいから。
「おはよう」って新しい世界にあいさつするために。