風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

制度がアップデートされないわけ

今日もいい朝です。

 

仕事始まると朝が早いので辛いです。

低血圧のせいなのかな。

10時始まりにしてほしいわ~~~。

 

さて。

わたしは恋愛は結婚と関係ないところにあると思ってる人間なんですが

だからこそ、結婚制度は見直したほうがいいんじゃないの?という意見を持っています。

 

けれど、世間ってやつはそうじゃなくて

「不倫してでも家族制度を保つ」方向ですよね。

 

不倫や浮気を叩くわりに、制度に甘い(笑)

 

結局、家族制度の上に乗っかって、甘えてる人ほど

不倫をする上に、不倫を叩く。

不思議な人たちだなと思います。

 

家族にも不倫相手にも好かれたくて

ばれたとしても「俺が、私が被害者」という顔をする。

不倫や浮気をしたところで、家族に許される人は結局反省もしないし

「必要悪」だと思ってる。

そして、世間に訴えかけて、不倫相手のほうを追い出して悪者にして自分を保つわけですね。

 

制度がそれを許すからだよね。

 

既婚で浮気や不倫をする人は

家族に甘えず、そういう人と結婚していたいか、そういう人の子どもでいたいかを

きちんと家族が選べるようにしておくのが筋だと思うの。

 

自分の自由だけを旗印のように掲げてもちっとも美しくないでしょ。

 

経済力で支配して自分の自由を認めさせるのか

離婚した人と言われたくないために、相手の自由を我慢して、涙を流すのか

ってか、なんで不倫や浮気より離婚のほうが下に見られてるんだろうね~。

 

それも「結婚制度」を特権だと思ってる人たちがいるからで。

 

私は、不登校問題に関わった時から、同じことを考えているのですが

学校はいじめの加害者を学校に置いて

虐めの被害者を転校させることがままあります。

 

そして、被害者だけにカウンセリングを受けさせ

加害者は何食わぬ顔をして日常を送る。

 

それも学校制度を存続させるためです。

 

いじめをなくす学校にしようと思えば、根本から変えなきゃいけないし

いじめの加害者に責任を負わせるとなると、教師もすべて加害者としての

自覚を促されるわけで、それは学校という制度にとって不都合でしかない。

 

だから、被害者のほうに変化を促し、転校させたり、被害者への人格改造を押し付けたりするんじゃないですか?

 

不倫や浮気も同じことなんだと思いますよ。

 

既婚で浮気や不倫した人をすべて離婚させればいいだけの話なのに

絶対にそうしない。

だって、家族制度を保ちたい人たちはほぼ、浮気してるでしょ。偉い人とか(笑)

それに目を瞑ることが、この日本を保つことだ!ぐらいの勢いですよ。

 

その人の家族が泣こうが、不倫相手にされた人が傷つこうが知ったこっちゃない。

(不倫を許して一緒に暮らしていく家族にも問題ありますよねえ)

 

加害者を許す制度のままゆるゆると傷ついた人だけが「変わらなきゃ」と思わされて進んでいく日本。

その制度に守られている自分を疑問に思わない限り、泣く人はなくなりません。

 

どんなに「サレ夫」「サレ妻」という名前を付けて被害者ぶったって

結局「パートナーも不倫相手も傷つけるような人と結婚していたい私が一番正しい」と思ってる時点で、なんだか違うよなと。

 

不倫するパートナーと意地でも別れない、離婚しない、わたしはかわいそうなんだから!ってやってるうちは、被害者じゃない。結婚してる自分が一番偉くて守られるべきだってやってるうちは。

 

それは「誰かを虐めてでも、学校に通いたいんだおれは!」を許容する学校と同じです。

学校に行かないことを選ぶ子どもは学校の敵ですけど

誰かをいじめてでも学校に通う子供は学校が守ってくれるんです。

だから、いじめられてでも学校に居続ける子どもを望むし、そういうこどもをヒーロー扱いする。

 

「いじめられても不登校にならなかった」と

「不倫されても離婚しなかった」は

まったく同じなので。

どちらも制度を肯定する「善人」として称賛されるけど

それは加害者を放置して温存することと同じなんじゃないのかな。違うのかな。

 

だから、「今の制度に不服はございません」「どんな理不尽があっても、この制度の中でがんばります」と、制度が変わるのを妨げることにしかなっていない。

 

日本は我慢を美徳とするから、結局加害者を許していくし、表面上で浮気や不倫を叩いても、既婚している側が強くて、遊び相手に選ばれた人をみんなで痛めつけて溜飲を下げているだけの話でしかありません。

 

そういうの、嫌い。

 

心関係を取り扱ってる人たちだって

「被害者の被害者意識」はものすごく上から目線で説教する癖に

「加害者の被害者意識」は放置したまんま。

どっちが問題なんだか。

 

自己責任という言葉も、加害者には適用されてないものね。

 

貧しいのは自己責任と言われるけど、豊かな人が誰かに酷いことをしても自己責任で貧しくなることがないのよね。

 

本来は、弱者を生み出してしまう制度そのものを疑って少しずつアップデートしていくのが人間の知恵だと思うんだけど

弱者を生み出してでも、この制度で自分が得する人間が制度を維持してる限り

アップデートされる気配がない。

 

不倫をする夫だけじゃなくて、不倫する夫を「変えてみせる」と意気込む妻も制度を維持する役割を担ってる。不倫を肯定してる。そういうことに自覚のある人が少なすぎる。

 

と、わたしは思うのですが。

 

新しい時代だとか、好きなことをして生きようとか、口先だけは勢いあるけど

結局既存の制度の上で楽しくやりたいだけなんじゃないかなって気がします。

制度の上にあぐらをかいて生きてる人が、弱者に説教してんじゃないよと思うのは私がブラックだからかな~。

 

休みも明日で終わり。

早く仕事に慣れて、休みを休みとして楽しめますように。