どんな時も自分だから
急に冬がやってきました。
みなさま、お変わりありませんか?
どうか、少しでも温かく過ごせますように。
就職して三ヶ月になろうとしています。
仕事の向き不向きというものは
育ててくれた人の見る目とは全く異なっていて
やってみないとわからないんだということを強く感じています。
直属の上司も「親から、あなたには無理と言われた」と言ってましたし
私もおそらく、新卒でこれを選んだらそう言われたことでしょう。
そして、私自身も、周囲の声のほうが正しいと信じていた頃には
絶対に選ばなかった仕事です。
いやまったく。周囲の声ほどあてにならないものはない。
客観的に見るほうが正しいのだ、という意見が大半の世の中だから
「わたしは才能でここまできました」と言ってる人でさえ
「幼い頃からみんなに認められていた」とか「周囲が勧めてくれた」と言ってしまう世の中です。
己の感覚だけで、誰にも理解されない中で、自分の仕事を見つけられる人は
とても稀だと思います。
そしてまた、仕事とプライベートのバランスがとれているかどうかも
仕事をする上で大切な精神状態を保てるわけで
わたしはそれを無職の間に整えました。
図書館の仕事もたいていそうですが
「重くても自分で持つ」「愛想笑いでは済まされない(成績がすべて)」「詐欺師は嫌われる」「実力がすべて」
そして図書館と違って、そのすべてが給与に現れるという明快なジャッジ。
女性性が~~~とかなんとか言いながら
男や子供を支配したがったり、自分でできることも男にしてもらおうとしたり
女同士の不毛なマウンティングをやらかす女性とは
違う世界をやっと見つけたのかなあという感覚です。
世界は広い。
やり方の是非はともかく。
たとえば、魂に序列や点数をつけたがる人や
道徳という教科を、自分は評価できると思っている人や
とにかく、目に見えないもので他人を縛り、自分にはわかってるんだと説教できると思ってる人(自分が評価されたくないから、評価できる立場に立とうをとした人たち)が多い中、純粋にポイント制で給与が決まる清々しさったらない。
どんなに上司に取り入ることができても、
成績上がらなかったらそれまでなんだから。
学校の成績がどうであろうが、
男ってだけで家事育児を免除されるのが当然だと思ってる人もいれば
体育や絵画で見せしめにされた人の気持ちがわからない人もいれば
完璧を求めて「治してやる」立場に立とうとする人もいて
世界は不平等だし、不公平だし、精神世界系にいる人のマウンティングはすさまじいし、どこに自分の理想があるんだろうと探し回っていたけれど。
世界は広い。
今まで生きてきた世界の「目」を外すだけで
新しい世界が手に入るということに気づいた人生後半です。
歪みは歪みのままでいい。
身体もどんどん言うことを効かなくなっていく。
でも、それでも、変わらないものがあるんだ。
それを見つけよう。
成育歴で傷つかなかった人などいない。
それを逆手にとって、癒そうとする人は危険。
人間に正解やゴールやこうあるべき姿などないんだよ。
それを彷徨いながら揺れながら生きていくのが自分自身なんだ。
どんな自分も見捨てないで。