風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

男女でくっつくことをゴールにしないで

久しぶりにはっきりとした夢を見ました。

誰かの家で大盛のご飯をごちそうになってました。

他人の家でもてなされるなんてこと、久しくないな~。

 

私自身、SNSで余計なものを見ないように

心がざわつくものはフォローを外しているので快適なのですが

たまに「あ、また来た」みたいなのを目にしてしまいます。

 

そのひとつが「結婚できない女性は○○だ」系のやつ。

スピ系が大好きな話題です。

 

何がおかしいって。

占いに来るのは「悩んでいる人」だけなんですよ。

その人たちを分析したところで、「悩んでいないケド人格が明らかにおかしい人」がそこに入っていないのです。意味がないですよね。

 

結婚していたからわかることですが

結婚という制度に適応できる人=自分を曲げることができる人、でもあるわけです。

それが「人として正しいこと」という前提で生きていると

そりゃ「結婚できない人は問題があるだろう」になりますよ。

 

それは「学校に行かない子どもに問題がある」というのと同じです。

 

しかし、私の職場を見渡しても、結婚していない40代までの女性がわんさかいますが

みな、とても気持ちがいい人たちで、とても「結婚できない問題を抱えた人」には見えません。

 

それよりも、「結婚しているおかしな女性」を目にすることのほうが多いです。

 

結婚して相手や家族や親族に「我慢して合わせること」が当たり前になってしまうことで、どうも思考がおかしくなっていくんじゃないかなあと思うほどです。

男は、社会的に「結婚するのがまともな男だ」というのがもっと強いわけで

まともでない男が結婚するから「離婚しても養育費払わない」だとか「DV夫として有名になる」だとか「浮気当然」だとか(笑)

 

そもそも、「結婚できる人はまともな人だ」という前提が狂ってることは明白です。

 

そんな結婚をゴールにすることが果たして「正しい」のか?

結婚できないと悩んでいる女性を「あなたの性格が歪んでいる」「あなたの○○を治さないと」という風にしか言えない相談者ってどうなの?

 

そして、最近の男性が「結婚という制度に適応できる男なのかどうか」を検証することもないわけですから、まったくおかしな話です。

 

「つがいになりたい」「こどもがほしい」という気持ちがその人の中に芽生えて消えなかったとしても。

それが叶わないのは別に「何かが歪んでいるので正さなければならない」という話にはならないはずです。

 

相談に来る人が偏っていることに気が付かない人っていますよね。

結婚してしまえば、とりあえず「結婚」で悩まないわけだから

相談には来ないわけですよ。

だけど、別のことで苦労している、あるいは、悩むことはあって

「結婚するために通った占い師」のところには行かない。

だから見えないんでしょうね、そういうのが。

 

誰かと一緒に暮らすことに向いてる人、向いてない人がいて

それはどちらも同じだけの歪みといいものが存在しているってこと。

でなきゃ、どうして毒親になったりDV夫になったり子どもを殺す人間になったりしますか?みんな結婚した人の話ですよ。

 

何かを正解にしてしまわないと気が済まないことのほうが「ゆがみ」だと思うなあ。

 

生きることに正解なんてない。ということに辿り着かせるのが、相談者の役目ではなくて?