風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

見て学ぶこと

三日月がきれいな夜です。

 

つくづく、自分の人生は自分で作るものだと思っています。

わたしは、若い頃は遊ばなかったし、バイトもさせてもらえませんでした。

親が厳しいお嬢様でした。

 

だから、大学を卒業して仕事を探した時

何をしていいかわからず、人のつながりで試験を受けて公務員になりました。

 

それから色々あって、転職を繰り返して今があります。

 

大人になって気づいたことは

親が自営業だった人は、自営業をすることに抵抗がないことでした。

親の仕事のやり方を見て、子どもは育ちます。

わたしは、公務員にしかなれないのかなあと思ったものです。

 

母親は専業主婦でしたし、キラキラした起業女子たちを見ると

羨ましくてたまらなかったものです。

 

けれど、わたしは、私のやり方で、自分に身に着けたことがありました。

 

それが「見て学ぶ」です。

親がどうだろうが、バイトをしたことがなかろうが

私には小説とドラマというお手本が周りにありました。

 

人は、憧れているものを真似するものです。

いいなあと思いながらドラマを見ていると

その主人公の仕草を観察しているんですよね。

 

そして、何度も頭の中で再生する。

そのうちに、自分がその行動をする時がやってくる。

 

私の育ちの中に、接客業をする親族は一人もいなかったですし

どちらかというと、閉鎖的な親で、家族ぐるみの友達すらいなかったです。

 

それでもわたしは、子どもを保育園に入れて、たくさんの知り合いを作りました。

なぜだかわからないけど、常に親戚以外の人たちと関わっていました。

 

そのおかげで、私の世界は広がり、若い頃には恥ずかしくてできなかったことも

できるようになりました。

子どもが大きくなって仕事をし始めてからも

お手本になるような上司に出会ったこともあります。

こんな風に仕事したい、こんな雰囲気の人になりたいと。

 

その積み重ねが今の私を創っているような気がします。

 

もし私が「家族が一番」「お母さんみたいになりたい」と思っていたら

どこにも働きに出られなかったし、かっこいい風な女性にもなろうとしなかったでしょう。

 

よく「金持ちになりたければ、金持ちと友達になること」と言われますけど

わざわざそんなことをしなくたって、

映画やドラマから金持ちの振る舞いを学ぶことは可能だし

自分が金持ち風を演じていれば、そっちに人生が引っ張られることもあるんじゃないかなあ。

 

想像力と観察力があれば。

 

どろどろのシャツとジーンズで山にいた大学生の私のイメージしかない人もいるけれど

そのイメージを固定するもしないも、自分次第なんだと思います。

 

せっかく素敵な振る舞いを学ぶ場所に来ても

恥かしがってちゃもったいない。

 

人は育ちで固定されるんじゃない。

自分自身への期待と情熱があれば、どうにでもなれるのかもしれませんよ。

 

こんな時代だからこそ、夢を見ようよ。こんなもんだと思わずに。

 

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