風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

乱暴に育てられたから、かな

今朝はクーラーなしでいけてる!

 

結婚について考えてみると

日本のおじさんの頭の中には

「性に満足してないおれ」しかない人がいっぱいいて

結婚した相手とどうやってコミュニケーションしていいかわからないみたいだ。

 

離婚されてから「なんでだろう」と傷ついている男性もいて

話を聞くと「よく相手を知らないまま結婚したね」というケースがあったりする。

 

どの国でもありがちなんだろうけど

社会的な焦りで結婚を決める人がいるからだろうと思う。

 

人を愛すること、家族として大切にすることが目標ではなく

「結婚してるおれ」「とりあえず、社会の中で安心されるおれ」が必要で

子どももその一つで。

男だけじゃなく、女も同じだけど。

 

愛されてるわたし、にしがみつくあまり

愛することをおろそかにして、「愛してないし、でも、結婚は続けたいし、夫にはこれぐらいの対応でいい」みたいな人も見られる。

 

結婚というものが制度として破たんしてると思うのはそういうところだ。

 

男性の中に、どれだけ「妻を愛してる」「妻と出会うために生まれた」と言える人がいるのだろうか。

そんな余裕もないのかもしれない。お金儲けで頭がいっぱいなのかもしれない。上司からのいじめに精神的に追い詰められてるのかもしれない。

 

わたしたちは、乱暴な生活の中にいて、愛を成熟させられないのかもしれない。

 

ここんとこ、政治家に対して優しさを示す人が見受けられて気持ち悪い。

その理由に、私たちは、頑張ってる人より上の立場からものを言う人になりたい、そういう人にシンパシーを覚えるのではないかという解説があって、納得した。

 

頑張ってる自分を自分で認められなくて

権力者に自分を重ねたり、権力者をねぎらえる自分になることで

強くなった気がするんだろう。

 

それも、乱暴な社会だからだと思う。

 

DVを受けている女性によくみられる発言なんだけど

「誰かが夫を叩いてくれないかな」というのがある。

自分ではもうやりたくない。向き合いたくない。しんどい。でも、別れたくない。

だから、世間様が夫を成敗してくれたら、自分の被害者意識も満足できるし、自分は夫を庇う側にまわれるというわけだ。

 

いい妻のままでいられる。夫を世間を使って悪者にできる。それほど楽なことはない。

 

だから、妻は夫の悪口を周りにいいふらすんだろう。

子どもにも悪口を吹き込んで味方にしようとする。

決して自分だけで立ち向かおうとはしない。

 

自分の価値観や自分の判断に自信がないんだ。

 

権力者に「認めてもらおう」とする態度とまったく同じである。

 

自分もあっち側にいける、ひいきしてもらう側にいけると勘違いするのかもしれない。

 

愛されて育ったら、そんなことにはならないんじゃないだろうか。

冷静に事態を分析できる頭脳があれば、

自分の置かれている立場を客観的に見ることができれば

自分の判断に自信があれば

自分が配慮するべき相手が誰なのかわかるだろう。

守るべきなのは誰なのか理解できるはずだ。

 

どんなに酷い親でも、いてくれなきゃ困る

どんなに叩かれても、機嫌を取ってなきゃ生きていられない。

 

その心根で生きてる人がたくさんいるってことだ。

まるで見捨てられたくなくて必死になってる子どもみたいだ。

 

高齢になっても心は子どものままで。

だから、いつまでも「青春したい」「性欲爆発させたい」「お上に逆らわない」「弱いものにぶち切れていい」んだろう。

 

私は思う。学校教育がそうしたんだし、戦争がそうしたんだって。

個人の責任だけではないよ。

だからって、そのままでOKなわけではないけど。

 

人が丁寧に扱われる社会にならなければ

どんなに自己責任を叫んだって変わらない気がする。

 

甘えではなく、丁寧に。

 

お互いの心に土足で踏み込まず、大切に尊敬しあえる間柄に。

 

子どもに偉そうにするだけでは飽き足らず、心理的ツールを使ってコントロール欲を満たす人たちが増えてるのを見ても、相当乱暴に育てられた世代が大人になっているんだという実感があるよ。

 

政治家がごろつきで、それを応援してるんだから、すでに今も戦国時代なのかもしれないね。人を殺すのが手柄っていう・・・。

 

気付いている人から、変わっていくしかないのかな。

 

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