風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

さらっとしたい男女関係

でかけるのを諦めた午後。

自分の限界を知れ。

 

さて。

 

女性の起業家界隈では、自分の恋愛を崇高なものと勘違いしがち。

女性としても魅力あるんだ、愛を知ったんだって言いたいのはわかるけど

単なる男女の関係ですよね。

 

それもこれも、自己顕示欲のなせる業だなと思って見ているんだけど

もうそろそろカッコ悪いって気づいてもいい頃じゃないかと私は思っています。

 

国のトップが健康面で仕事を辞めたんだけど

自己責任を叫んでる人たちが、これに対してはめちゃくちゃ甘くてびっくりしてて

でもなんていうか、その甘さと、女性起業家の「わたしの恋愛は特別感」が似てる気がして気持ち悪いんです。

 

注目されてる「わたし」は、些細な日常すら話題になってしまう~~~みたいな。

 

今、アメリカの刑事ドラマを見ていて

主人公は男性なんだけど、サブなのにかっこいいボスが女性。

その女性捜査官は、ある男性に口説かれてベッドイン。

でも、翌朝にはさっさと帰ってしまう。

「俺は一晩限りの男なのか」と男が聞くと「タクシー代は出さないわよ」と女性が言う。

超カッコいいなと思ったのは私だけじゃないと思う。

 

くっついたり別れたりは日常で執着はしないけど

こだわってる恋愛も心の中に秘めている。

その複雑さをさらっと描くことは、日本人にはできないみたい。

 

どろどろべたべたしないと成り立たないみたいに思ってるし

いちいち愛について定義しないと気が済まない的な。

 

結婚が恋愛のゴールという意味にしてしまった人たちによって

人間が当たり前に心変わりすることを認められなくなり

極端に風俗やポルノにハマってしまってるのではないかと思う。

 

きれいを求めすぎる社会が、お金で女性を買う社会を生む。

 

性愛を特別視しすぎるから、極端な方向で性を楽しまなきゃいけなくなる。

 

これに関しては正解はどこにもないけれど

私は、男女のあれこれをじっとりとした噂話にしない世界のほうが好みだ。

 

性について話すのもタブーになってるような場所では

逆に親近相姦も生まれるし、神社やお寺や教会の偉いさんが性的虐待をしてるのもそういうことだ。

 

性的に自由になれたことを、「悟りました」と言ってしまう勘違い女性が出てくるのもそのせいだし

特別視すればするほど、おかしなことになるのだろう。

 

避妊が男女ともに当たり前になればいいんだし

中絶を「罰」だと思わせない社会にしなきゃいけないし

父親がわからない赤ちゃんや、赤ちゃんを産んだ母親を糾弾しないで育てられる国であればいいだけの話だ。

 

男も女もお互いに抑圧しなきゃならない世界にしてるのは

性にガチガチな考え方そのものにある気がする。

 

誰もが奇跡でできていて、誰もが特別なんかじゃない。

 

見せびらかす恋愛に美は存在しない。

そうまでして他人に肯定してもらわなきゃいけない自分がいるだけだ。

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