風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

ひとりが大切

何もしていない今が、人生でもっとも充実している。

これほんと。

 

誰とも会わない、メールも来ないというのは

勝手に瞑想状態になるのかもしれず

ふいにアイデアがわいたり、ふと連絡が来たりするのも

面白いものです。

 

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美しいあじさい!

 

さて。

 

「自分を大切に」と言われて久しいですが

みな薄っすらと「自分を大切にしている人」が嫌いですよね(笑)

 

自己犠牲をしている自分がもっとも尊いと思ってる。

 

自分を大切にすることでもっとメリットがあるのなら

誰も自己犠牲なんてしないんですよね。

 

日本のつながりは「自己犠牲の有無」によって成り立っている。

 

だから、自分を大切にする人を目の前にすると

いらいらするし

説教したくなり

他人を大切にすることが愛の道だと言いたくなり

発達障害の子どもが許せない。

 

そして、自らをその犠牲者に仕立て上げた挙句に

自分が権力者になった途端に、「わたしはあなたが嫌いだ」と大勢の目の前で誰かを裁くことに快感を覚えたりする人になる。

 

権力者だけが自由だ、権力者になれば自分で自分を大切にする許可をもらえる、と思ってる。

 

だから、親になると子どもに暴力をふるっても平気になるし

「親も人間だから」とか理屈をつけて、小さい頃に抑圧された自分をそこで解放することを許してしまったりする。

 

自分を大切にするってね、この国では「孤独になること」なんだよ。

 

知ってた?

 

だから、孤独を嫌い、いつも誰かに(暴力をふるうことさえ)許可されたい人は

自分を大切にしていないんだと思う>三上説w

 

集団でいると、少なからず上下関係が生まれ

誰の発言を大切にして、誰の発言を聞かないかということが起きる。

 

世の中の宗教というものが

どうしても、「集団でうまくやる人間」を育てる方向に向かうのは

群れで生きる人間の性なのかもしれない。

でなければ、破門というものが、宗教において生まれるはずがないよね。

 

昨今の、お手軽スピリチュアルに手を出している人たちは

そういった矛盾に対して深く思考することも悩むこともなく

だから、怪しいだのなんだの言われて信用ゼロになっていくんだけどw

結局、「権力を持てば、自分は大切にされるし、権力がない人は大切にされなくていいんだよね」的な発想にしかならないんだろう。

 

だから、あなたも力を持ちなさいよ

ここで従順になってれば、力を持てるわよ

みたいな話になっていく。

 

えっと…自分を大切にすることも、自分を好きになることも

ありのままの自分でいられることも

「権力やお金」に左右されないってのが、いわゆる神様の話なのでは・・・

wwwww

 

ほんと、草生えてる。みんなの頭の中。

 

王族だけが幸せになれる世界に生きてるのかい?

 

自分を大切にするために必要なことは

そういう考え方から脱出することです。

「お金持ちじゃないから自分を大切にできない」「幸せになったことがないから自分を大切にできない」みたいな。

 

そして、どんな力のある人が目の前に来ても、断れるだけの自分でいること。

 

おかしなことをする人がいれば、自分を守るための行動ができること。

 

それだけなんですよ。

 

わたしは、常に自分が大切で生きてきたから

誰にも従属しなかったし、誰からも指示されることを拒んだし

そのせいで、ずいぶん生きづらかったことも多かった。

 

まさか、自分を大切にしていない人ほど、この世界ではうまくやれる、友達ができる、何とかごまかして「いい人生」を生きていけるとは

思ってなかったんですよね!ほんとに!

 

今頃気づいてびっくりしていますよ、幼い頃に泣いてた私が。

 

それでも、自分を大切にしてきてよかったよ。

心も体も守って生きてきた。

大切にしない人たちから離れて、ひとりになっても

それはとても意味のあることだった。

 

だから私は、誰にも自己犠牲を「いいこと」として語ることはない。

我慢していい妻でいることを「すばらしい」とか言わないし

いじめられても、いじめっ子の気持ちを考えて我慢することを推奨したりしない。

 

権力を手にしたとたん「自由」「自分を大切に」を言い出す人ほど危険なんだって知ってるしね。

 

それよりも、何よりも、一人になっても平気な力をつけよう。

ひとりになってみよう。

寂しさと友達になろう。

 

だってひとりじゃないよ。わたしがいるよ。