みっともなくていい
こんばんは
あまりに寒かったので、家に帰って一時間、コートを脱がなかったです。
着たままテレビを見ておやつを食べてました。
イチロー選手の引退試合を偶然テレビをつけたら観てしまいまして
改めてイチロー選手の面白さが見えてきたところです。
インタビューを一部だけ見ましたけれど
「人望がないので監督はできない」と自分でおっしゃってたのが印象に残りました。
わかる~~~~イチローは野球が好きであそこまで行った人。
チームのためとか、仲良くなってうまくやるだとか、そういうことで生きてきた人ではないんだなあ。うまく書けないけど、アスリートなんだと思いました。
野球を哲学にして生きてこられた人だと私は思いましたよ。
そしてそして~。
今日は社交ダンスのレッスンでした。
何度もやめようと思うぐらい、コンプレックスを突き付けられるきつい場所。
先生とのレッスンはいいけれど
そこそこダンスの上手な人たちも続々と来られるし
場所が場所だけに、きれいなお姉さんたち(年齢問わず)がセレブっぽく、また、ダンスの衣装を着て踊ってる。
私はいつも、仕事帰りで、一応スカートを履くけど、そんな薄着をして仕事できない上に、着替えを入れる荷物など持てない。
そんなわけで、行くだけで凹みます。
踊っている時は楽しいからと思って続けていたのです。
しかし、今日なんとなくわかっちゃったね。
わたしはこれを越えたいと思ってるって。
すごくみっともない姿を晒してる。若い頃なら二度とやらないと思う。
それでもいいのだと思ってやってるんだなあ・・・。
どう見られるかなんてもはや問題ではなくて
本当に自分だけのためにレッスンしてる気がする。
そして、やっぱり行動と心の癖はリンクしていて
先生から「ダンスを通じて(おっちょこちょいの部分・・・とは誰も言ってないけどね)何が起こっても落ち着いていられることを目指しましょう」と言われ、
「ば、ばれてる・・・」と驚愕。
ちょっとした動きに心の癖がばっちり現れてるのね。
それは、認知行動療法を知った時、そして、アレクサンダーテクニークのレッスンをした時からわかってたことだけど
心の癖を心で治すよりも、こうして、動きで「可視化して」「楽しく」変えていけたら何より自分が楽ですよ。
自分を責めなくて済みます。
「相手に任せる」「相手の視野から消えない」「エネルギーを感じて動く」
「フォローはしても、相手にすべてを合わせない」
等々
恋愛にも効くアドバイスを毎回いただきます。
レッスンは、閉鎖空間ではなく、次のレッスンを待つ人や、グループレッスンだけ受けに来る人などがたくさん集まってきていて、まさに公開レッスンなんですよ。
恥かしいとか言ってられない。
とても鍛えられています。
自分自身に集中することに必死にならないとやってられない。
「人の目がありながら、人の目を気にしない」というメンタルが必須です。
みっともないとか、言ってられないの。
何でもいいから踊るの。
それしかないの。
なぜなら、自分のために踊ってるから。
誰かに評価されるためじゃない。綺麗と言ってもらうためでもない。
そこがブレなければ大丈夫。
人生、すべて同じだ思ったことでした。
「ありのままのカッコ悪い自分」を他者に晒し続けて「それでもいい」と思えるように。だってさ、みんな、どこかしらカッコつけてるんだよね。得意なとこだけで生きてるよね。
私は、今やっと、みっともない自分と出会い、向き合えるようになった。
それはとても愛しいこと。
それでも否定されないし、向上する部分も間違いなくあるし。
過去の自分を抱きしめてあげられるのは、こうして、自分が嫌いだった自分に出会えるよう動いたから。出会える自分になることだと思う。行動だけが自分を救う。
明日は不登校カフェです。