旅に出たい魂
あちこちで雨が降っているようですが
こちらはそれほどでもなく
わたしはまた休息の一日を過ごしました。
上の息子たちを家から出して一年。
最後のひとりも出ていただく手はずを整え始めました。
どうしてわたしは、自分に素直に生きてこなかったんだろうと思う。
旅したい魂が私の中にいるんです。
安定した暮らしがあってこその欲求だろうという世間の突っ込みは置いといて。
いわゆる「寅さん的な」何か。
男だったら今頃どの国にいるかわからないんですよ。
それぐらい、男性になりたかったです。
ふらふらと歩き回りたい、時間を気にせず好きな時に寝たいし、好きな時に食べたい。
動物みたいに生きていたい。その場で気に入った人と一緒になったり離れたり。
今日Twitterで天才的な音楽家でありダンスもする人の動画を見てしまい
あまりにも自由で、あまりにも「のだめ」(のだめカンタービレの主人公)で、ショックを受けて、動画やツイートから離れられなくなり。
今まで「やりたいことをやればいいのよ」という発言をしていた人がどれほど軽いか、どれほど嘘っぽいかが一気にわかってしまい
「自分自身を生きる」お手本はここににあると確信。
「一瞬も自分じゃない時がない人」がいたっていう衝撃と共に。
そこから眠りに落ちて、気づいたら夜で
自分を縛っていた鎖に気づいたというわけ。
家に帰りたくないなあとか、家族ってなんだかしんどいなあと思ってた気持ちに✖をつけて抑えてた自分。
居心地よくするにはどうしたらいいかを試行錯誤して、たくさんの人のアドバイスも受けたけど、たどり着けなかった悲しみとか。
行き先を間違えて、目的を見誤ってたのだから仕方なかった。
人って、親族に囲まれてなくても、家庭が温かくなくても、そんなこと関係なく、温かい人でいられるし、温かい場所が創れるし、ひとりでいられるんだね。
それがやっとわかったから
魂のままに生きてもいいなあと思えた。
どこででも誰とでも瞬間の関係性をぎゅっと作れる。
土地とも建物とも自然とも。
それでいいんじゃね?って。
岡崎の蔦屋書店の上にあるカフェ。
気持ちのいい空間でした。