わたしはえげつなくなった
とりあえず、息子を笑かしたので、旅は成功した(笑)
東京で甘いお土産を買わず、新大阪で調達した。
しかもその店は、息子の友達が就職したお店だった・・・・
そんなことはどうでもいいけれど(*^^)v
ずっと考えていることがある。
「一瞬の成功」は一瞬だということ。
誰もが奇跡を待ち望む。そして、奇跡を起こした人を参考にしようとする。
でもね。
成功した人たちっていうのは、一瞬の奇跡からまた落ちて、そこから這い上がってる人たちだと私は思う。
コブクロは蕾でレコード大賞取ったけど、その後休止して、でもまた復活した。
金メダルを取った選手たちが、ずっとその栄光だけで食べていけるということはない。
私の心を掴んだ、よしもとばななさんも、売れてからのほうが大変だったように見えた。
作品から、苦しさがにじみ出ている時期があって、わたしはその時の本を読めなかったことがあった。
スピを彷徨っているように見える私だけど
運のいい人間だと思う。
今の仕事だって、急に電車の中でスマホに送られてきた情報だった。
どうして運がいいのかわからない。(地震の前には、おみくじ全部凶だったけどね!w)
神様にはありがとうと思ってるし、亡くなった父にも時折話しかける。
だけど、これといったことは何もしていない。
というよりも、もし、私が「これをしてるから運がいいんだ」ということにして、本を書こうと思えばいくらでも書けるんだよ。商魂さえあれば、できたと思う。
んでもさ、違うんだよ。
そういうことで人生を売ってはいけない気がする。
人の人生に口出したらダメだと思う。
羨ましがられるのが嫌だったこともあるけど、なんだかそれをネタにしたくなかった。
奇跡が起きたことを忘れるぐらいのしんどいことがたくさんあった。
奇跡の後の出来事のほうがうんと長くて苦しかった。
奇跡を恨んだこともあった。
あの時の幸せを手放して、別の道を選んでいればよかったと何度思ったことだろう。
でも、そうじゃなかった。
すべてが今につながってることがわかる。。
すべては自分の道を歩くために起きたことだと。
奇跡を見るための努力なんてしなくていいと私は思う。
普通に生きていれば奇跡が起きる。起きている。
ただ、その一瞬を忘れてしまうだけの、悲しみや苦しみの時期があるだけなんだと思う。
そしてそれから逃れるために、色んな人の言葉に惑わされてしまう。
「こうすればいいよ」「あなたがおかしいからそうなるんだよ」と。
違うでしょ。今は苦しみを経験する時期なだけなんだ。
人の言葉に惑わされないで、自分の真実に辿り着くまで、苦しいなあ、人の言葉が重くて受け入れられないんだけどおかしいなあ、と思いながら過ごす。
何をどうしたって、奇跡も嫌なことも起きてしまう。
だからそれを楽しむのはどうだろう。
私に奇跡が起きた頃、私が何かスピな実践をしていたかというと、全くそんなことはなかった。その奇跡が連れてきた苦労の中で、色んな考え方に出会っていき、今の私が作られた。
表面上、何かを得ても満たされない思いがあることに気づいたのは
神様が「何かを得てみてごらん、そしたら自分の中の空っぽに気づけるよ」というメッセージだったのだと思う。
パートナーもお金も、本当の幸せには結びつかなかった。
得てみたらいいと思う。がむしゃらに求めて、そのために色々すればいいと思う。
そしたらわかる。やらないで、あーだこーだと他人に「パートナーシップ論」や成功哲学を語ったって無駄だ。
「得たこと」=「自分がスピった結果」と自分が思うなら思えばいいけど、それは自分だけの法則なので、私みたいに、なんの前触れもなく、掃除もせず、散々親の嫌なこととか、愛に見えないことをブログに書いても、起きたりするが、誰にも説明できないはずだ。
「わたしはわたしである」という情熱に辿り着くために、すべてが起きてると。わたしは思ってる。
小さい頃に育ったある程度の大きな家は、今の私にはとても手に入らない。
けど、あの家で、わたしは自由が全くなかった。
家の大きさじゃないと早くからわかったから、マンションに住んできた。
自分の器が育たなければ、どんなに何を得ても、苦しくなる種になってっしまう。
そして、自分の器は、キツイことが育てて広げてくれる。
理不尽にキレられたり怒られたりしてきた私が
ここ一年は、わざとキレられたり怒られたりしている。
「わざと」だから、ほぼ傷つかない。
確信犯をやることに決めたのだ。
そうするとね、味方も増えるし、私が動揺しないから、私を押さえつけても無駄だと相手が悟り始めたよね。
私がやってることは「愛です~」の真逆だけど、それで私は幸せ。わかる?
自分を理解して、自分に嘘をつかずに、自分を生きるってこと。
優しくするとか、愛になるとか、やらなくていい。
そのせいで、自分に嘘ついてる気がすると私は思ってる。
わたしは、えげつなくなった。そして、楽になった。
パソコンデスクの上に、クリムトの絵を飾った。一瞬で聖地になったよ。