成長
今日も家の片づけをする。
一日の終わりには「頑張ったね~」「きれいになったね」と息子たちと褒めあう。
見違えるほど物が整理された。
子ども達の成長ぶりは目を見張るばかりだ。
わたしはどこを見ていたのだろう。
こんなにたくましく優しく育っているというのに。
震災を通じて、私は弱さを出した。それが良かったのかもしれない。
「守られる」という感覚を味わっている。
夫にも感じたことないのに~(笑)
何かを頼んでも、少し愚痴を吐いても「いいよ」「わかった」「大丈夫」と言ってくれる。子ども達に言ってきたことが戻ってきた、と思った。
子ども達との間に流れる空気が変わった。
今は非常時だからかもしれない。
それでも、息子の成長を感じられたことがありがたくてたまらないのだ。
おそらく、とても大変な状況なのだろう。
生協のお兄さんにも「これほど大変な家庭はまだ見たことないです」と言われたし。
でも、もっともっと大変な家はある。壁が壊れたところもあると聞いている。
おばあさんがひとりで、片付けもできないでいるらしい(古紙回収のおっちゃんに聞いた)。
シングルで、保険もそんなに描けてなかったから、どうするんだよっていうこれからでもある。
なのに、今のこの幸福感。
「今ここ」が素晴らしすぎて涙が出そう。
私が子どもの頃に思ったことと、今思ったことが同じなんだけど。
子どもより自分が大人だと思いたくて、支配してしまってることってあると思う。
それぞれの個性を生かして家族でいたほうが面白い。
お父さんだからとか、お母さんだからとか、そういうんじゃなくて。
子どもをずっと「そういうキャラだから」と固定しているのは
大人のほうだと思うの。
実家では、私はずっといじられキャラで、不完全で、ダメな姉として存在しなければならなかった。私が得意な「仕切り」とか「全体を見て指示」をするのを許してもらえなかった。得意分野を封印されて苦しかったことを思い出した。
自分らしくいることが許されない場所では、人は生きられない。
成長している姿を見せることもできない。
☆☆☆☆☆
「今日はちょっと眠いなあ」と食後にうとうとしていたら
次男が「落ち着いてきたから、気が抜けてきたのかもね」と言ってくれた。
ほんと、彼は、ナイスタイミングでいいことを言う。
人を励ますのがめちゃくちゃ得意なんだろう。
今の社会では少し生きづらいようだけど
きっと必要とされる人間だと思う。
色々書きたくなってきたけど、今日は寝ます。
今日は無事一日が終わりそう。
ありがとう。
そうそう、車の中にトンボが入ってたんです。どこから入ったかわからない。
おじいちゃんが来てくれたのかもしれないなと思いました。
明日も安心な一日を過ごせますように。
おやすみなさい。