風に吹かれて~誰のためでもない人生の記録~

つまづきながらも、楽しく生きているアラフィフの人生を日々記録したブログです。今、少し悲しいとか、辛いとか、思っている人に、少しでも笑顔になってもらえますように。

ダウンロードできるから

人は、側にいる人の何かをダウンロードできるという。

お金持ちになりたければ、お金持ちの側にいればいい。

 

この話を聴いて、「そんなことなら、私はずっとやってきた」と思った。

驚くほど普通に、私はいつも側にいる人に影響を受けていた。

影響を受ける自分を楽しんでいた。

 

一番直近では、「自分を人気者だと思い込んでいる人」の側にいた。

その人をタロットで見ると「ほとほとダメな人」なのだが

私にとっては「嘘でもいいから自信満々な自分になりたい自分」のために必要な人だった。一緒にいるだけで強くなれる気がした。ジャイアンに守られている子分、というよりも、「私もジャイアンになれる」と思わせてくれる。

 

おかげで、私は仕事では自信満々にふるまえるようになった。

「あの人のようになるんだ」という気持ちは、「私はあの人と同じ人気者である」という風にダウンロードされ、凹まされることがあっても、その気持ちが一ミリも減らなくなった。

 

その人に出会うまで、私は自信がなくて、いつも周りから「ダメな人」扱いされている気がしていた。実力があるのにわかってもらえないというフラストレーションを抱えていた。

それが、その人の側にいるだけで変わったのだ。

 

また、ものすごく落ち着いている大人の女性にも影響を受け、取り乱した時などに、その人の声や言葉に慰められることがある(頭の中で)。

接客の上手な人の側で仕事をしていたら、いつの間にか「接客が上手な三上さん」になったこともあった(昔は、接客なんて絶対無理と思ってた)。

 

そして、ダウンロードが終わったら離れてしまうようなのだ。

 

自分の中にしっかりとした「その人をお手本とした何か」を入れたら、もうそんなに会う必要がなくて、思い出すだけでよくなる。

 

「魅かれる人」というのは、私にとって、そういう役目の人であるのかもしれない。

 

アレクサンダーテクニークのレッスンの中で「三上さんは目から学ぶよね」と言われて、意識してみると本当にそうだったので驚いたのだが、まさに「目からダウンロード」している自分がいる。

 

めちゃくちゃ観察してる。

 

そして、見たくないものは見ない(笑)

 

影響を受けてしまうので、嫌なものは絶対に見ない。

その場所にもいたくない。

 

そうそう、ある図書館に勤めていた時、そこには年配の男性のたまり場になっていたために「ここにはもういられない!」と心が叫んで辞めたことがあった。

その場のエネルギーを受けることに耐えられなくなったからだ。

 

昔から、わがままだとよく言われた。我慢できないことは、自分でもわかってた。

この日本では、我慢しない人間はハブられる。

私は人間としていつまでも半人前だと思っていた。それぐらい、「我慢しない癖」は、嫌われる条件のひとつだった。

 

だけど、私は、「そうなりたくない」場所からは逃げ続け、「そうありたい」人と一緒にいることを選び、今ここに生きている。

子どもの頃に「我慢しながらいた場所」では、いつも意識を飛ばして「ここにいない自分」を作っていたものだった。

妄想で心と頭を一杯にしていた。自分を守ってたんだなあと思う。

 

本を読むこともダウンロードすることになる。

好きな言葉を何度も読み、書き写し、自分の中に入れる。

いつしかそれが、自分自身となる。

 

たくさんの人と出会い、笑ったり泣いたりすること、冒険して失敗して学ぶこと、それらすべてのことが、全部糧になる。

よそ様が何を言おうが、「そんな人と付き合うなんて」と言おうが、私の「今」にとってベストな人と私は出会って精一杯吸収するだけなんだ。

 

「ハマる」というのは、私がダウンロードしたい何かを持っている人に対して起きる現象。

 

舞台も映画もドラマも芸能人であれ誰であれ。

 

強くあるコトを教えてくれた人と別れて

次は、どんな人に出会うんだろう。

私が今、望んでいることは何だろう。

どんな人にときめくかで、自分の求めていることがわかる。

 

羽生選手の「強さ」「謙虚さ」「礼儀正しさ」とかふなっしーの「バイタリティ」「誰もやらないことをやってみる」「自分を貫く姿勢」とかもね、ダウンロードしたいし、姿を拝見しながら少しずつもらってる気がする。直接会わなきゃね~って今思った(笑)

 

次は、素敵な女性にときめきたいね(≧▽≦)

 

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クリムト大好き。財布もこれ。